チリの手織物「マクン」
2025-02-18 12:46:58

2025年大阪・関西万博に向けて到着したチリの巨大手織物「マクン」

チリの文化を体現する「マクン」



2025年4月に開幕する大阪・関西万博に向け、チリからの特別な贈り物が日本に到着しました。チリ貿易振興局(ProChile)は、チリ館で展示される手織物「マクン:チリのマント(Makün: The Mantle of Chile)」が、大阪・南港に無事到着したと発表しました。その表面積は242平方メートルにも及び、200人のチリ人織り手による手作業で仕上げられたこの作品は、大阪・関西万博におけるチリパビリオンの目玉の一つとなることでしょう。

この到着を祝う式典には、チリの駐日大使リカルド・ロハス氏や、名誉領事の吉川秀隆氏など、多くの関係者が集まりました。ロハス大使は、木製の高技術なインスタレーションと共に、マクンはチリパビリオンの象徴となると述べ、期待を寄せました。また、吉川氏もこの作品が大阪の地で多くの人々にチリの魅力を伝えることを楽しみにしているとコメントしています。

「マクン」の象徴的な意味



「マクン」という名前は、マプチェ語で「マント」や「保護する衣」を意味し、チリの先住民族の織物文化を表現しています。この作品は、アラウカニア州とビオビオ州に住む5つのマプチェ族のグループが手織りで布を作り、未来的な木造建築技術と融合させた結果、見る者に深い感動を与えるインスタレーションに仕上げられています。

このドキュメンタリー調の制作過程は、チリの持続可能な建築技術の先進性を美しく示しており、またチリの文化的多様性をも反映しています。「マクン」は、チリ館のテーマにもなっており、訪れる人々に強力なメッセージを発信することが予定されています。

万博におけるチリの役割



2025年大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、161の国と地域が参加。チリ館は「いのちを救う(Saving Lives)」というエリアに位置し、持続可能性や文化遺産の重要性を強調しています。この万博は、チリの持つ様々な革新や新しい技術を広める絶好の機会でもあります。

チリの出展は、アジア太平洋地域との結びつきを深め、持続可能な産業の中心地としての地位を確立するための戦略的ビジョンを示しています。特に、再生可能エネルギーやテクノロジーの分野での先駆的な取り組みを披露し、未来を共創するメッセージを届けることが期待されています。

開幕が待ち遠しいチリ館



チリ館は2025年4月13日に正式オープンし、訪れる人々にチリの文化やイノベーションなどを体験してもらう場となる予定です。この万博が、持続可能性や文化交流、協力の重要性を浮き彫りにするものとなれば幸いです。また、この展示を通じて長年にわたるチリと日本の友好関係を再確認し、これからの未来につながることを願っています。

最後に、「マクン」が多くの人々に愛され、チリの文化を知ってもらうきっかけとなることを期待しています。2025年、大阪での再会を楽しみにしています!


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