岡山大技術職研修
2025-12-20 15:56:29

岡山大学技術職員が新日本科学研修で実験動物技術を習得

岡山大学技術職員が実験動物技術を学ぶ



国立大学法人岡山大学(岡山市北区、学長:那須保友)の技術職員が、株式会社新日本科学が主催する「SNBL実験動物技術研修会」に参加しました。この研修会は、同大学の機器分析・動植物資源技術課に所属する石原すみれ技術専門職員と、研究・イノベーション共創機構附属自然生命科学研究支援センター動物資源部門の赤木佐千子技術職員が、2025年12月8日に受講したものです。

この研修が実現した背景には、石原技術専門職員と新日本科学の間で、一般社団法人日本実験動物技術者協会の活動を通じて築いてきた交流があります。研修は、特にラットの灌流固定と組織採取に焦点を当てたプログラムで行われました。

研修を経て得た知識



石原技術専門職員は、研修を受けた感想として、「研究者からの質問に対する具体的な対応ができず、受講生の要望に応えられないことも多かったが、今回の研修を通じて灌流固定の技術や解剖方法を学べたことで、大変役立っています」と述べました。実際に受講生が求める技術についてのニーズを理解し、より質の高い指導を提供できるようになったといいます。

講師からは、研究者がどのような目的で臓器を使用するのかを踏まえて指導することで、適切な提案が可能になるとのアドバイスもあり、今後はマウスやラットに関する実技講習会において、より専門的な支援を行うことを目指す意向を語りました。

組織としての取り組み



また、総合技術部本部長の佐藤法仁副理事は、「技術職員を含めた職員の能力向上を計画的に進めていくことが大切です。今回のように学外からの知識を取り入れることで、組織全体の技術力を高めていきたい」と述べ、今後の発展に期待を寄せました。

技術職員の資格と活躍



両技術職員はそれぞれ、公益社団法人日本実験動物協会による実験動物技術指導員および実験動物1級技術者の資格を持っており、現在は研究・イノベーション共創機構附属自然生命科学研究支援センターにて技術指導を行っています。

岡山大学は、地域の中核となる特色ある研究大学として、研修を行った技術職員の育成に今後も力を入れていくことでしょう。同大学における実験動物技術の深化は、さらなる研究の質の向上に繋がることが期待されます。

今後の展望



技術職員たちの成長は、岡山大学全体の発展にも寄与します。地域に根ざした研究を通じて、学内外での連携を強化し、持続可能な成長を目指していく姿勢には大いに期待が寄せられています。今後の技術職員の研鑽と、岡山大学のさらなる発展に注目していきましょう。

研修の様子

岡山大学のさらなる詳細については、公式サイトをご覧ください。


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