ベッリーニのオペラ《清教徒》、新演出で映画館上映決定
2023年3月27日(金)から4月2日(木)にかけて、ベッリーニの最高傑作オペラ《清教徒》が全国の映画館で上映される。特に、東劇では4月9日(木)までの2週間にわたって特別上映が行われる。これは、ニューヨークのメトロポリタン・オペラ(MET)の新演出によるもので、なんと50年ぶりとなる新しい解釈が施されている。
このオペラの舞台は17世紀イングランド。王党派と清教徒の間に繰り広げられる内戦が背景となり、恋人同士の愛と苦悩を大スケールで描く。特に心を揺さぶるのは、恋人を失ったヒロインエルヴィーラが繰り出す〈狂乱の場〉。名曲と呼ばれるこのシーンはオペラ史に名を刻むほどの感動を呼び起こす。作曲家ベッリーニが生前に残した旋律の美しさと、緻密に構成されたアンサンブルにぜひ注目したい。
演じるのは、現在ヨーロッパの主要歌劇場で活躍するリセット・オロペーサ(ソプラノ)。彼女の歌声には、優雅さと深い人間味が感じられ、必聴の参加者として期待されている。また、相手役のテノール、ローレンス・ブラウンリーは数ヶ月前の新国立劇場《リゴレット》で多くのファンを魅了した実力派。彼の歌声も独特な高音域に挑む技術が光る場面があるだろう。
さらに、クリスチャン・ヴァン・ホーン(バスバリトン)やリカルド・ホセ・リベラ(バリトン)など旬のスター歌手たちも一堂に会し、圧巻のパフォーマンスを繰り広げる。
注目の映像と場面写真解禁!
今回の上映に関連して、新演出《清教徒》の予告映像とプロモーション映像が発表されている。特に、舞台美術を手掛けたチャールズ・エドワーズが描くリアルな舞台セットは、この作品の魅力を一層引き立てる。また、リセット・オロペーサとローレンス・ブラウンリーの絶妙なハーモニーが聞ける映像も公開されており、オペラの世界への期待を膨らませている。
この美しいオペラは、観る者に強烈な印象を残すこと間違いなし。全国の映画館で体感できるこの機会をお見逃しなく。何世代にもわたり愛されるこの作品が、新しい息吹を吹き込まれてどう生まれ変わったのか、ぜひ劇場で確かめてほしい。
上映情報
- - 期間:2023年3月27日(金)~4月2日(木) / 東劇のみ4月9日(木)まで
- - 上映館:東劇、新宿ピカデリーなど全国21館
- - 指揮:マルコ・アルミリアート
- - 演出:チャールズ・エドワーズ
- - 出演者:リセット・オロペーサ、ローレンス・ブラウンリー、リカルド・ホセ・リベラ、クリスチャン・ヴァン・ホーン
最後に、あらすじを簡単に。清教徒の娘エルヴィーラは、王党派の騎士アルトゥーロとの結婚が許されるが、彼女の父が彼女を別の男に与えると言うことで二人の仲が試される。エルヴィーラはアルトゥーロの逃亡を知り、彼に捨てられたのではないかと錯覚してしまう。誤解が解けるまでの苦悩が、この作品の真髄を厳然たるものにしている。
公式サイト:
METライブビューイング