朗読劇『たもつん』が開幕!
2025年5月14日から18日までIMM THEATERにて、朗読劇『たもつん』が上演されています。この公演は、脚本を手掛けた吉田恵里香が2015年にFMヨコハマの連続ラジオドラマとして書き下ろした物語を基にしています。物語は、少しダメだけれど愛すべき男たちが描かれた、笑いと涙に満ちた青春コメディです。
演出を担当する今井隆文は、劇団プレステージのリーダーとして多くの作品で活躍してきました。今井が最近携わった作品には、Netflixの「忍びの家」やドラマ「錦糸町パラダイス〜渋谷から一本〜」などがあります。今回の『たもつん』の演出においても、彼の豊かな経験が存分に活かされています。
キャスト紹介
本作には、実力派キャストが揃っており、男子2人と先輩を含む3人が織りなす独特な掛け合いが魅力です。ユーキチ役には千葉雄大、平埜生成、渡邊圭祐が、しゅうまい役には平埜生成、八村倫太郎(WATWING)、松岡広大が、ヤベ先輩役には落合モトキ、土佐和成、浜野謙太がそれぞれ配役されています。さらには、ミナミン役に渡邉美穂が登場し、演出を手掛ける今井隆文がダーヤマ先輩として全日程出演します。皆が個性豊かに役を演じ分け、互いのキャラクターとの微妙な関係性を楽しむことができます。
ゲネプロでは、渡邊圭祐がユーキチ役を、八村倫太郎がしゅうまい役を、落合モトキがヤベ先輩役を演じ、キャストのチームワークが際立つ舞台を展開しました。特に渡邊のユーキチは、周囲の面倒な先輩たちに振り回されつつも、成長する姿が印象的です。八村はお坊ちゃん役を愛嬌たっぷりに演じ、落合もハイテンションで周囲を巻き込む先輩役を見事に演じきりました。
物語の魅力
物語の設定は、横浜市内で営業職に勤めるユーキチが、野球部時代のウザい先輩であるヤベと、空気の読めないお坊ちゃん・しゅうまいと共に、同期の『たもつん』の結婚式で余興を行うことを決意するところから始まります。この微妙な関係性の中で、彼らは過去の思い出を振り返り、友情を育んでいく姿が描かれます。
特に、設定から伝わる青春の苦さや懐かしさは観客の心をつかむ要素になっています。また、ミナミンとのやり取りを通じて描かれる青春の葛藤や成長も重要なポイントです。各キャストの演技力によって、ダメな部分や時折見せる熱さが観客に共感を呼び、彼らの心情が豊かに表現されています。
期待の声
公演を前に、キャストたちから期待の声が寄せられています。落合モトキは男子3人の熱い青春を感じてもらいたいと述べ、千葉雄大は脚本の魅力や青春の痛みを大声で表現すると意気込みを語っています。また、平埜生成も作品の面白さを語りつつ、仲間とのやり取りの楽しさを強調しました。各キャストが稽古を通じて築いた絆も舞台上に反映されています。
公演情報
朗読劇『たもつん』の上映は、2025年5月14日から18日までの期間、IMM THEATERで行われます。チケットは全席指定で未就学児は入場不可、価格は¥7,800(税込)です。各日程によって出演キャストが異なるため、何度でも楽しめる作品となっています。気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。
訪問してみる価値のあるこの朗読劇、ぜひ劇場でその目と心で体感してください!