住友ベークライトが大阪・関西万博で掲げた食の未来
2025年に開催される大阪・関西万博において、住友ベークライト株式会社は「フューチャーライフビレッジ」で行われた「フューチャーライフエクスペリエンス」ステージに参加。クリーンな食文化の実現に向けた一歩を踏み出しました。このイベントは、未来の食をテーマにした魅力的な体験を提供するもので、特に鮮度保持技術を通じて食品の未来を考える貴重な機会となりました。
「見えない力 食の未来をつつむ」
住友ベークライトの発表テーマ「見えない力 食の未来をつつむ」は、食品パッケージ材が持つ機能や可能性についての重要性を伝えることを目的としています。このテーマのもと、実際に食品の鮮度保持に寄与する技術—「鮮度保持フィルム P-プラス」と「スキンパックおいしさスキン」を紹介しました。これらのパッケージ材は、見えない力として、消費者の安全で美味しい食の未来を支えています。
参加型体験で体感する鮮度保持
このイベントでは、来場者が自ら手を動かして鮮度保持の重要性を学ぶ参加型体験が用意されました。新鮮な野菜や精肉を手に取ってもらい、それらの鮮度がどのように保たれているかを、動画やクイズを交えて詳しく解説しました。このような体験を通じて、参加者は食に対する理解を深めました。
青果物向け「鮮度保持フィルム P-プラス」
住友ベークライトの「鮮度保持フィルム P-プラス」は、青果物の呼吸を調整し、劣化を防ぐための特殊なフィルムです。フィルム内の微細孔が呼吸量をコントロールすることで、青果物を「冬眠状態」に保ち、鮮度を維持します。また、様々な青果物の種類や流通環境に応じて、最適な酸素透過量を設定することで、フードロスの削減にも寄与しています。
精肉向け「スキンパックおいしさスキン」
精肉については、お肉が持つ色素タンパク質の特性を生かした「スキンパックおいしさスキン」が紹介されました。このパックは、特殊なフィルムを使用してお肉の本来の紫色を保ちながら、鮮度を長く維持します。菌や空気からお肉を守ることで、肉汁を閉じ込め、品質を保つことが可能になります。
食品の未来を支える鮮度保持技術
鮮度保持技術は、単に食品のおいしさを長保つだけでなく、社会全体に多くの恩恵をもたらします。具体的には、食品廃棄の減少を通じて持続可能な社会の実現に貢献し、世界中の食文化との出会いを可能にします。これは、食材の流通や保存の効率化が私たちの暮らしに新たな価値をもたらすことを意味します。住友ベークライトは、この技術を通じて未来の食品文化の発展に寄与していくことを誓います。
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