ヒューストン・バレエの加治屋百合子さんが語るバレエの魅力と来日公演の見どころ
2025年7月、日々の生活に彩りを加えるバレエの公演が東京と名古屋で行われます。今回は、ヒューストン・バレエのプリンシパル、加治屋百合子さんに特別インタビューを実施し、彼女のバレエに対する情熱や公演の見どころについてお話を伺いました。
加治屋百合子さんのバレエとの出会い
加治屋さんは8歳でバレエを始めました。彼女はそこで夢中になったバレエの世界に、自らの道を切り開いていくことになります。
「子どもの頃から憧れていた舞台の上で踊ることが、私の目指す道でした」と彼女は語ります。その思いが強く、彼女は上海舞踊学校に奨学金を得て学び、卒業後はカナダ国立バレエ学校での訓練を経て、アメリカン・バレエ・シアターに入団。その努力が実り、現在はヒューストン・バレエで活躍しています。
影響を与えた公演
今回の公演では、特にスタントン・ウェルチの『オープニング・ガラ』に注目が集まっています。加治屋さんは、この作品について「星屑のように散りばめられた高難度のステップと洗練された音楽が、まるで銀河のように美しく融合しています」と魅力を伝えました。観客にとって、宝石箱を開けたときのような感動を味わえることでしょう。
さらに、彼女はウェルチ版『ジゼル』についてもお話ししてくれました。美しい舞台美術と充実した舞踏シーンが織り成すこの作品は、愛、裏切り、赦しという深いテーマを描いており、観客に強い印象を与えることでしょう。 「物語の深みを感じながら、共に物語を紡いでいく経験ができることを願っています」と話す加治屋さんの姿には、ファンへの深い思いが込められています。
これからの目標と公演への意気込み
加治屋さんは、今後の目標についても語ってくれました。「自分自身の成長はもちろんですが、次の世代のダンサーたちにも希望を持ってもらえるような存在になりたいと思っています」。彼女の言葉には、バレエへの情熱だけでなく、若いダンサーたちへの未来を担う意識が感じられます。
今回の公演に向けては、準備を万全に進めるとともに、観客との一体感を大切にしたいとのこと。「見に来てくださる皆さんの心に、何か特別なものを届けたい」と語る彼女の姿はとても頼もしく、観客もその熱意に応えたいと思うことでしょう。
公演詳細
公演は以下の日程で行われます。
2025年7月3日(木)19:00開演 @東京文化会館
2025年7月10日(木)19:00開演 @愛知県芸術劇場
2025年7月5日(土)14:00、19:00開演 @東京文化会館
2025年7月12日(土)13:00開演 @愛知県芸術劇場
この機会にぜひ、バレエの世界に触れ、加治屋百合子さんの情熱を体感してみてはいかがでしょうか。公演情報は公式サイトで確認できます。