JINexの2ndアルバム『ETERNAL』が描く愛と喪失の物語

韓国の若手プロデューサー、JINex（ジネックス）が待望のセカンド・フルアルバム『ETERNAL』をリリースしました。本作は、愛、喪失、記憶、そして癒しという深いテーマを通じて、感情の叙事詩を描いています。前作『Butterfly』の後、深く思索する時間を経て完成されたアルバムは、去っていった存在への思いを音楽として記録することに挑戦しています。

『ETERNAL』には、イ・キチャン、Ra.D（ラディ）、BUMKEY（バンキー）など、世代を代表するアーティストのほか、次世代のシンガーソングライターたちであるSummer Soul、Nody Cika、The Deepも参加しています。時間や世代を超えた感情のレイヤーを丁寧に描き出しており、客演が単なる賑やかしに過ぎないのではなく、物語全体を構成する重要な要素となっています。これが、本アルバムの大きな魅力のひとつです。

全体は「愛の始まり」、「喪失」、「再び愛を記憶する時間」の3つのパートに分かれており、静かに物語が進行していきます。各楽曲は独立しても十分に存在感を持ちながら、アルバムを通して聴くことで、JINexが何を伝えたかったのかをより深く味わうことができます。

特に、タイトル曲である「ETERNAL」は、韓国R&Bシーンの重要なアーティストBUMKEY（バンキー）をフィーチャーしており、愛した存在との別れの後でもなお心の中に息づく感情の尊さが語られています。明るく温かみのあるサウンドに、どこか切ない郷愁が重なり合う印象的な一曲は、このアルバムのテーマを凝縮して表現したものと言えるでしょう。

本アルバムには、以下の楽曲が収録されています：
01. This is love (feat. Ra.D)
02. Lemonade (feat. g0nny)
03. Love (feat. Horim)
04. Too late (feat. Blesssing)
05. Bye Bye Bye (feat. Nody Cika)
06. Anxious (feat. The Deep)
07. Light (feat. Summer Soul)
08. Eternal (feat. BUMKEY)
09. Melody (feat. RuRu)
10. Just the way you were (feat. Lee ki chan)
11. Love again (feat. Shammah)
12. Eternal (feat. umzi) [Original Demo]

JINexは90年代のR&Bを現代的に再解釈し、多くの世代に共感を呼び起こしているアーティストです。プロデューサーとしても他の多くのアーティストに楽曲を提供しており、彼の音楽は今後も要注目です。
最近のアルバムはアナログレコードとしても制作され、ソウル・レコードフェアではその存在感を示しました。

SNSも活用しており、InstagramやYouTubeで彼の活動をチェックすることができます。興味のある方はぜひ以下のリンクを訪れてみてください。