音楽朗読劇「陰陽師」
2025-02-22 10:40:45

豪華声優陣と生演奏で楽しむ音楽朗読劇「陰陽師」開幕

音楽朗読劇「陰陽師」開幕



日本の伝説的作家、夢枕獏の人気作品『陰陽師』を基にした音楽朗読劇が2025年2月21日から東京・よみうり大手町ホールで上演されています。キャストは、初日公演を飾った蒼井翔太と鈴木達央をはじめ、豪華な声優陣が日替わりで出演。生演奏の二胡とピアノが、平安時代の幻想的な物語を一層引き立てています。

この作品は1986年に初めて出版された原作をもとに、さまざまなメディアで展開されてきた『陰陽師』シリーズの一部を朗読劇としてまとめています。全体は4つのエピソードから成り、約90分の上演時間で、視覚と聴覚の両方から楽しむことができます。

公演の魅力


初日の舞台は、平安時代の雰囲気を再現した美しいセットが特徴です。色とりどりの雪洞や草木が配置され、幻想的な空間を演出。観客は、上演開始と同時にその空間に引き込まれます。生演奏の二胡とピアノの音色が心地よく響き、物語の幕が上がる瞬間を待ちわびます。

蒼井翔太が演じる安倍晴明と、鈴木達央が演じる源博雅の軽妙な掛け合いは、まさにこの朗読劇の最大の見どころ。声から立ちのぼるキャラクターの個性や情熱が、観る人の心に深い印象を残します。特に、蒼井の柔らかな声が晴明の妖艶さを引き立て、鈴木の力強い声では博雅の誠実さが浮き彫りに。さらには、鈴木のコミカルな演技が会場の笑いを誘い、二人の絶妙なコンビネーションが冒険のスリルを一層引き立てました。

多彩なエピソード


本作は、各エピソードにおいて晴明と博雅が様々な事件を解決する物語を描写。それぞれのエピソードは、時折不気味であったり、哀しい出来事に満ちており、観客は心に深く響く体験をします。「露と答へて」というエピソードでは、晴明と博雅の人間味あふれるやり取りが特に印象的でした。

また、本作には主役のキャスト以外にも田所陽向、井上宝、塙真奈美などの名優が参加しており、彼らが演じる脇役たちが物語を一層豊かにしています。多くの役をハナシの流れと共に演じ分けるその技術は、観客にさらなる感動を与えます。

公演概要


本公演は2025年2月24日(月祝)までの期間中、日替わりのキャストで行われます。各公演ごとに異なるキャストによるアプローチが楽しめるため、何度観ても新しい発見があることでしょう。

この音楽朗読劇「陰陽師」は、ただのストーリーを超えて、観客が心から楽しみ、感じ入ることができる舞台芸術の集大成です。平安時代の魔法のような世界を、ぜひその目で見届けてください。期待を超えた体験があなたを待っています。


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