ミュージカル『クリスマス・キャロル』全国ツアー2025がスタート！

ミュージカル『クリスマス・キャロル』全国ツアー2025 開幕！

2025年11月16日、東京・福生市民会館で幕を開けたミュージカル『クリスマス・キャロル』〜Nation Tour 2025〜が、全国各地を巡るツアーをスタートさせました。この作品は、イギリスの著名な作家チャールズ・ディケンズの小説を基にしたオリジナルミュージカルで、「クリスマス」の夜に描かれる心温まる物語です。

不思議な12時間の旅

物語の舞台は1843年のロンドン下町。守銭奴のエベンゼー・スクルージ（吉田栄作）は、その冷酷な性格から街の人々に忌み嫌われています。クリスマスの晩、彼は亡き共同経営者マーレイの亡霊に出会い、欲に取り憑かれた人生の結果と向き合うことを余儀なくされます。スクルージは、クリスマスの精霊たちと共に時間旅行をすることになり、過去、現在、未来のクリスマスを目の当たりにしながら人間関係の大切さを学んでいくのです。

豪華キャスト陣

主役のスクルージを演じるのは、3年ぶりの舞台復帰となる吉田栄作。彼は卓越した演技力と歌唱力で、観客に迫力あるパフォーマンスを届けます。また、重要な役割を担う三人の女性を土屋アンナが演じるのも見どころです。過去の恋人イザベラ、そして現在と未来のクリスマスの精霊たちなど、多様な役柄を見事に演じ分け、物語を豊かに彩ります。マーレイ役は吉田要士が引き続き担当し、その存在感で作品に深みを加えています。

華麗な音楽と演出

演出・台本・音楽を手がけたのは、西田直木。彼は『サウンドオブミュージック』など数々のブロードウェイ作品で経験を積んでおり、その才覚がなおさらこの舞台のクオリティを高めています。音楽は張替政彦によるもので、印象的な旋律が観客を魅了します。ダンスの振付は吉田潔と中川久美が担当し、華やかさを一段と引き立てています。

このミュージカルは、人と人の絆や愛の大切さをストレートに表現しており、観る者を感動の渦に巻き込む至極のエンターテインメントです。吉田栄作は「前回以上にパワーアップした作品をお届けします」と鼻息も荒く語っており、期待に胸がふくらみます。土屋アンナも「難しい役に挑戦していますが楽しんでいます！」とその意気込みを語りました。