北海道札幌市を拠点とするクリプトン・フューチャー・メディアが運営するボカロ音楽専門レーベル「KARENT」。これは、ボカロファンにとって見逃せない存在です。最近の配信情報では、1月9日から1月15日までの間に新たにリリースされた8作品を紹介します。この特集では、各アルバムの特徴やクリエイターの思いについて深掘りしていきます。
『罪と罰 (Reloaded)』 by DECO27
1月11日に登場したのは、DECO27による名曲のリメイク『罪と罰 (Reloaded)』です。2009年にリリースされたオリジナルから16年の歳月を経て、現代の初音ミクとサウンドで表現されています。この楽曲は、時代を超えた「罪」と「罰」をテーマにした深い内容が魅力です。DECO*27は、オリジナルとの繋がりを意識しながら、今の自分が作り出す「罪と罰」を聴いてほしいとのこと。
『Ten Thousand Stars』 by CircusP
1月15日に発表された『Ten Thousand Stars』は、2015年の「MIKU EXPO」楽曲コンテストのグランプリ受賞作品です。クールな電子サウンドと高揚感が特徴的なエレクトロチューン。この曲はいつ聴いてもMIKU EXPOの思い出が蘇る素晴らしいバイブレーションを提供しています。
『ミラアミライ』 by かげぴーぼーる
同じく1月15日にリリースされた『ミラアミライ』は、かげぴーぼーるの代表作。切ない心情が表現されたフューチャーベースの楽曲で、心地よい低いコーラスが印象的です。彼はこの曲が自身のYouTubeチャンネルで多く再生されていることに触れ、歌詞の内容にも注目してほしいと語ります。
『おりがみ披露』 by 濁茶
濁茶による『おりがみ披露』は、様々な試行錯誤を経て作られた作品。音使いからは、物事の捉え方を考えさせられるような深みがあります。開発コードmikiを用いた濁茶の視点が反映された内容になっています。
『fioritura』 by prhythmatiq
音楽グループprhythmatiqが4hのフルアルバムをリリース。13曲が収められたこの作品は、エレクトロからスウィングまで多彩なポップチューンが楽しめます。キラキラとしたミクノポップが特徴です。
『レシートラスト』 by いえぬ
いえぬの『レシートラスト』は、焦燥感を伴った独特のエレクトロポップ。徐々に高まる緊張感が魅力的な一曲となっています。
『鬼の首 Ver. 鏡音リン・レン』 by 沫尾
沫尾の『鬼の首』は、鏡音リン・レンのデュエットバージョンとしてセルフカバーされました。そのスタイリッシュな和風の要素が光る楽曲です。
『脳内ヲカタヅケ代行サービス』 by cosMo@暴走P
最後はcosMo@暴走Pによる『脳内ヲカタヅケ代行サービス』。この曲は、心の整理をテーマにしたエネルギッシュなハイテンポ曲。思考を押し流すようなスピード感を体験できます。
これら8作品は、ボカロ音楽の可能性を広げるものばかりです。「KARENT」では毎週水曜日に新作の配信情報をまとめて発信していますので、今後のリリースにも期待が高まります。私たちの心を揺さぶる音楽の旅はまだまだ続くのです。
詳しい情報や新作の視聴は「KARENT」の公式サイトからもご覧いただけます。これを機に、ボカロ音楽の魅力に再度触れてみませんか?