秋葉原カルチャーを世界に発信する「リアルアキバ」への出資と新たな展望

秋葉原カルチャーを発信する「リアルアキバ」への出資

出資の経緯と目的

ユナイテッド株式会社は、秋葉原発のエンタメ企業「株式会社リアルアキバ」に出資を行いました。このリアルアキバは、音楽やダンスといった日本独自のカルチャーを世界に発信することを目指すホールディングカンパニーです。

リアルアキバは、特に「REAL AKIBA BOYZ」というダンスグループが有名で、彼らは2007年に結成されて以来ニコニコ動画での人気を集め、現在ではYouTubeチャンネルに83.4万人以上の登録者がおり、年に10万人の観客を集めるイベントも開催しています。さらに、彼らは紅白歌合戦にも出場し、武道館での公演をも実現しています。このように、リアルアキバは多彩なコンテンツを展開し、キャッチーな企画で人気を博しています。

日本のエンタメ市場の成長

最近、日本のライブエンターテインメント市場は急成長を見せており、2024年には約7,600億円規模に達すると予想されています。株式会社ぴあの調査によれば、2030年にはさらに8,700億円まで成長する見込みです。また、動画配信の普及によって、日本のポップカルチャーは世界中でさらに注目されるようになっています。

このような背景から、ユナイテッドはリアルアキバに出資することで、秋葉原カルチャーを国際的に発信する取り組みを支援しようと考えています。代表の榊原氏は、リアルアキバの創設メンバーであり、自身もアーティストとして活動してきた経歴を持ちます。今後、このクリエイティブな動きがさらなる広がりを見せることが期待されています。

今後の目標

ユナイテッドによる出資によって、リアルアキバは新たなコンテンツやIPの創出を目指すと共に、グローバルな展開を加速させる予定です。出資に伴う資金調達を行い、グループ企業間のシナジーを活用していくことがポイントです。具体的には、新しいキャラクターやアーティストの発掘、育成も視野に入れています。

ユナイテッドは、リアルアキバのさらなる成長を支えるために、過去の投資経験を活かして、事業戦略や資金調達の支援を行う考えです。今後、さらなる文化発信とビジネスの拡大が期待されており、ユナイテッドは他のスタートアップ企業への投資にも注力していきます。