積水ハウスのLGBTQ+支援とその意義
積水ハウス株式会社は、一般社団法人work with Prideが策定した「PRIDE指標2025」において、住宅業界として初めて4年連続で「レインボー認定」を受けました。これは、LGBTQ+を含む性的マイノリティに対する企業の取り組みが評価されたものです。この認定は、同社が行っている職場環境の改善や、セクターを超えた協働の推進が大きな要因となっています。
ゴールド評価を持つ企業
今年、積水ハウスは最高指標である「ゴールド」を8年連続で受賞しました。この評価は、企業がダイバーシティを推進するための具体的な施策に基づいており、LGBTQ+の社員が自らのアイデンティティを尊重され、安心して働ける環境を整えていることが確認された結果です。特に、関西地域を中心とした企業が集まる「ダイバーシティ西日本勉強会」におけるLGBTQチームの活動が評価されました。
セクターを超えた協力
積水ハウスの「レインボー認定」は、企業単独の取り組みにとどまらず、地方自治体や学術機関、さらにはNPO/NGOとの協力を重視しています。これにより、より広範な社会的理解が進むことを目指しています。具体的には、LGBTQをテーマにした映画の上映会や、当事者の講演など、地域企業との連携を通じて施策への理解を広げる活動を行ってきました。
積水ハウスの具体的な取り組み
積水ハウスグループのLGBTQに関する各種取り組みは、以下のように多岐にわたります:
- - 同性パートナー人事登録制度(2019年~):同性のパートナーをもつ社員が互いにサポートし合える制度を導入。
- - LGBTQに関する相談窓口(2019年~):相談者の悩みや問題に対する専門的なサポートを提供。
- - アライステッカーの配布(2020年~):LGBTQ+の同盟者を示すステッカーを配布し、職場内外での意識向上を図る活動。
- - 「婚姻の平等キャンペーン」への賛同(2020年~):平等な婚姻を支持し、法改正を働きかける活動。
- - 「ビジネスによるLGBT平等サポート宣言」への賛同(2022年~):企業としての責任を果たすための戦略的な取り組み。
未来への展望
2023年からは「S-Allyサークル」というアライネットワークを開始し、多様な人々の権利を支持するプラットフォームを構築しています。また、レインボープライド・パレードへの参加・協賛など、社会全体を巻き込む活動も行われています。これらの取り組みは、「わが家」を心の底から幸せな場所にするという積水ハウスのグローバルビジョンに基づいています。
積水ハウスは、従業員が満ち足りた生活を送ることが、ひいては顧客や地域社会の幸せにもつながると信じ、多様な働き方や生き方を支える取り組みを推進し続けます。今後も、LGBTQ+の人々が安心して働き、活躍できる社会の実現に向けた努力を惜しまない姿勢が評価されています。