2026年に誕生する新たな福祉の拠点
大阪府泉大津市に、地域の子どもたちを中心に据えた次世代型福祉複合拠点「iro×iroBASE(いろいろベース)ことぶき」が、2026年4月にオープンします。この施設は、認定こども園を中心に学童保育、地域交流カフェ、フィットネス、習い事教室などが一体となった新しい形の福祉の場です。開設にあたり「子どもをまんなかに」という理念のもと、子どもや保護者、地域住民、さらには多世代が自然とつながることを目指します。
地域の課題を解決する拠点
少子高齢化と核家族化が進む現代、子育て世帯や高齢者の孤立が深刻な問題となっています。これまでの福祉施設は「特別な場所」として存在していましたが、もっと日常的に地域の中でのつながりを生む場を作る必要があると、社会福祉法人豊中福祉会は考えました。そのため、約10年前から新たな拠点の設計に取り組んできたのです。
「iro×iroBASE ことぶき」の意義
「iro×iro」という名称には、さまざまな年齢や立場の人々が集い、支え合う場所にしたいという思いが込められています。施設は、子どもたちだけでなく、保護者や地域住民が安心して交流できる「基地(BASE)」としての役割も果たします。
この新しい拠点では、子どもにとっては安全に過ごせる場所、保護者にとっては相談できる場、地域住民にとっては気軽に訪れることができる場が提供されます。つまり、誰か一人ではなく、地域全体が恩恵を受けられるように設計されています。
機能的な構成とデザイン
本施設には、以下のような機能が統一されて整備されます。
- - 認定こども園:0歳から就学前までを対象とした「みらいずこども園」
- - 学童保育:小学校低学年対象の「みらいずアフタースクール」
- - 地域交流カフェ:「café and... 1616」
- - フィットネス:地域住民が利用できる「iro-ha wellness」
- - 習い事教室:生涯学習の場としての役割も担います。
これらのスペースは、意図的に人と人が出会うように設計されており、自然な交流が生まれる環境を重視しています。毎日の挨拶や会話の積み重ねが、地域の人々の信頼感を育むと考えられています。
誰でも利用できる地域交流スペース
カフェやフィットネス gym、習い事教室は、園児や保護者だけでなく、地域住民も気軽に利用できるスペースとして開放されます。特に高齢者にとって、日常的に訪れることのできる場所が必要不可欠です。本施設は、無理なく訪れ、他者と交流する機会を提供することで、地域とのつながりを育てることを目指します。
フィットネスジムは、一般利用者向けに月額3300円、法人サービス利用者の家族には2200円とリーズナブルな価格で提供される予定です。カフェは、当初はセルフ形式で運営され、1杯150円から始まるそうです。このように「気軽に訪れる」ことを重視した運営を行う計画です。
地域を支える防犯・防災拠点
「iro×iroBASE ことぶき」は、地域コミュニティの中心となり、防犯や防災の拠点としても位置づけられています。日常的に人が集まり、互いに見守り合い、いざという時には地域を支える力となることを狙っています。太陽光発電や井戸の整備も行われ、災害時でも地域の必要に応じた供給が可能です。
2026年にオープン
この施設のオープンは2026年4月1日を予定しており、プレオープン内覧会は3月15日を予定しています。これまでの経験をもとに、地域とともに育ち、愛される福祉拠点に育てていくことを目指します。
施設の設計は、株式会社日比野設計が担当し、彼らの手がけたプロジェクトも国際的に高い評価を受けています。これからの福祉の在り方を地域から問い直す「iro×iroBASE ことぶき」は、福祉が特別な存在ではなく、私たちの日常に溶け込む存在であることを実現しようとしています。今後の展開にも期待が寄せられています。