コカ・コーラ財団が女性起業家支援を強化、次世代にエンパワーメントを

米国のThe Coca-Cola Foundation（TCCF）は、一般社団法人Women’s Startup Lab Impact Foundation Japanに対し、150,000ドル（約2,200万円）の助成をもって、日本における女性起業家支援をさらに強化することを発表しました。この支援は、2022年の国際女性デーに設立されたWomen’s Startup Lab Impact Foundation Japanが手がける「Amelias」（アメリアス）というプログラムの一環であり、女性起業家を育成し、イノベーションを推進することを目指しています。

昨年、Ameliasのプログラムでは、全国の女性起業家や起業を目指す方々に向けて、対面とオンラインでの月次メンタリングコミュニティが設立されました。これにより、数百名の参加者が各種ワークショップやネットワーキングイベントに参加し、起業を志す女性たちにとっての貴重な支援を受けることができました。特に、成功を収めた起業家たちがその経験や教訓を共有することで、新たな起業家たちに対するインスピレーションが生まれ、彼女たちの事業の成長を支援しています。

2025年に予定されている新たなプログラムでは、社会に意味ある影響を与えることを目指す革新的なスタートアップ企業6〜10社に対して、アーリー段階の資金提供を行います。また、これらの企業に対しては、メンタリングやネットワーキングの機会を設け、必要な能力を育成するための支援も行う予定です。

TCCFの経済的エンパワーメントは、設立以来のテーマの一つであり、その中核的な取り組みとして女性起業家への支援を位置づけています。40年以上にわたり、地域社会の経済的な繁栄を実現するため、TCCFは多様なプログラムを支援してきました。これにより、世界中で起業や就労、経済的自立を促進する取り組みが展開されています。

一般社団法人Women’s Startup Lab Impact Foundation Japanの代表である堀江愛利氏は、TCCFからの継続的な支援に感謝し、これが新たなビジョンを持つ女性起業家たちにポジティブな影響を与えることを信じていると述べています。彼女は、提供するメンタリングやネットワーキングが、女性起業家が資金調達を進め、持続的な成長を遂げる助けになると確信しています。女性が抱えるアイデアによるイノベーションが、地域社会や日本全体に良い影響をもたらすことを目指し、今後もより積極的な支援が行われることが期待されています。

TCCFの使命と歴史

The Coca-Cola Foundation（TCCF）は、コカ・コーラ社が事業を展開する地域社会への前向きな変化をもたらすことを使命としています。財団が支援するのは、複雑な世界的課題に取り組むアイデアや団体で、測定可能で持続可能な影響を生み出すことを目指しています。最近では、持続可能な水のアクセス、気候変動への対応、サーキュラーエコノミーの実現、経済的エンパワーメントなどに焦点を当て、助成を行っています。

1984年の設立以来、TCCFは世界中の地域社会を強化するために、1,600万ドル以上を助成してきました。この活動は、地域社会の持続可能な発展に寄与することを目的としています。詳細については、TCCFの公式ウェブサイトをご覧ください（英語版)。