Ooochie Koochie 日本武道館ライブレポート
2025年9月11日と12日、音楽シーンの巨星、
奥田民生と
吉川晃司が結成したユニット
Ooochie Koochieが、日本武道館での待望のライブを開催しました。このライブは、二人の長年の友情と音楽的な接点を象徴するものであり、観衆を魅了しました。
ユニット結成の背景
両者は同じ1965年に広島で生まれるという共通点を持ちながらも、これまで接点がなかった。しかし、最近のフェスでの再会をきっかけに、酒を酌み交わしながら意気投合。還暦を迎えるタイミングで、このユニットを結成する運びとなりました。2月26日には合体を発表し、3曲の配信シングルと1枚のフルアルバムをリリース。夏には広島を皮切りに全国ツアーを行い、感動を呼び起こしました。
日本武道館の興奮
ライブの開幕を迎え、会場には多くのファンが詰めかけました。ダイナミックな拍手と歓声に包まれながら、奥田と吉川が登場。最初の曲は、エッジの効いたサウンドが特徴の「おちこち」で、続いて「Do The Shuffle」へと続きます。70年代のハードロックを彷彿とさせるそのサウンドは、客席を一気に盛り上げました。
特に印象的だったのは、「Three Arrows」とのコラボ。広島のサンフレッチェへの思いを込めたこの曲では、彼らのロックオペラ的な展開が光ります。会場は一体感に包まれ、観客は熱狂的に応えました。
華やかな演出
続く「GOLD」では、幾つものミラーボールが煌めき、奥田は赤いスパンコールのジャケット、吉川は素肌にゴールドのロングジャケットをまとい、華やかなステージを演出しました。この組み合わせは新たなアプローチを示し、煌びやかなディスコホールのような雰囲気を作り出しました。
さらに続く「片恋ハニー」では、奥田が作曲したロマンティックな楽曲の雰囲気が伝わり、続けて奥田のハイトーンが響く「Dancing Queen」では会場が一体となる瞬間が訪れました。
交流と共感
このライブでは、奥田と吉川の互いの代表曲の交感(交換)が大きな見どころの一つとなりました。吉川の「LA VIE EN ROSE」を奥田が歌い、吉川は奥田の「Maybe Blue」を強く歌いあげる姿は、相手へのリスペクトと感謝を感じさせるものでした。
また、平和への願いと重みを取入れた「リトルボーイズ」では、観客の心に深く響くメッセージが込められており、その歌声には多くの感動を呼び起こしました。
アンコールの熱気
本編の終了後、アンコールでは、再度お互いへのリスペクトが示されました。奥田が「さすらい」を歌い、吉川は「Juicy Jungle」を力強く響かせます。観客はファンというカテゴリーを超え、二人の音楽に一体感を見せました。
結論
このユニットOoochie Koochieの活動は今年で終止符を打つが、「大人しくない、大人じゃけぇ」の精神を体現した彼らがどのような新たな音楽の旅を続けるのか、今後の活動が非常に楽しみです。若い世代への影響を考え、彼らの未来に期待が高まるライブとなりました。こうして、Ooochie Koochieは多くの観客の心に不可欠な存在となっていくのです。