新コスモス電機がENEOグローブ社のVRシミュレーションの一翼を担う

新コスモス電機がENEOグローブ社のVRコンテンツに提供する新機能

新コスモス電機株式会社が開発した一酸化炭素測定器「XP-333IIIai」が、ENEOグローブ株式会社によるVR保安コンテンツ『VRガス漏れハンター業務用（飲食店）編』に採用されることになりました。このコンテンツは、LPガスを扱う飲食店の安全対策を目的として制作され、実際のガス漏れ時の対応をVRで体験できる画期的なものです。

VRガス漏れハンターについて

『VRガス漏れハンター』では、LPガスの漏洩や一酸化炭素の発生に対する緊急時の反応をシミュレートします。従来の訓練方法では再現が難しい危険な状況を、3Dモデルでリアルに再現。ユーザーは、臨場感あふれる環境で緊急対応スキルを習得できます。このVRコンテンツは、2024年11月から顧客向けにレンタルサービスを開始し、2025年12月15日には業務用（飲食店）編を正式にリリース予定です。

新コスモス電機の一酸化炭素測定器「XP-333IIIai」は、電源を入れるだけで周囲のCOを測定し、警報レベルを知らせる機能を搭載。これにより、飲食店内での安全確認を効率的に行うことができます。

VRシミュレーションの特色

実物の再現

ENEOグローブ社は、実際のガス警報器やガス検知器をVR環境で忠実に再現することを新コスモス電機に依頼しました。この協力を通じて、第一弾『戸建て住宅編』、第二弾『集合住宅編』に続き、今回の業務用（飲食店）編が実現しました。これにより、VR体験者は視覚だけでなく、実機挙動に基づいた判断トレーニングも行うことが可能です。

シチュエーションの多様性

VRガス漏れハンターでは、LPガスの漏洩を察知するための探知器や警報器を使用し、体験者が事故を未然に防ぐための多様な状況をシミュレートします。これは、リアルな現場での対応能力を高めるための重要な訓練となります。

ガス業界における新コスモス電機の役割

新コスモス電機は、1964年に世界初の家庭用ガス警報器を開発以来、「世界中のガス事故をなくす」という理念のもと、ガス警報器や検知器の設計・製造を手掛けてきました。国内市場でのシェアはトップで、海外展開も積極的です。今後もENEOグローブや他のパートナー企業と連携し、保安教育のデジタル化・高度化に貢献していく方針です。