岡山大学の国際交流
2025-02-02 22:46:19

岡山大学がセネガル国民教育省の教育大臣を迎えた意義と背景

2025年1月23日、岡山大学津島キャンパスにセネガル国民教育省のムスタファ・マンバ・ギラシー大臣が訪問しました。この訪問は、岡山大学がこれまで行ってきたセネガルとの教育分野における連携の延長線上にあります。特に、JICA(国際協力機構)の「理数科教育改善プロジェクト」と「初等教育算数能力向上プロジェクト」を通じて、両国の教育制度の発展に寄与してきた実績があります。

訪問当日は、高瀬教育学部長から教育学部・教育学研究科の取り組みについての説明があり、その後、岡崎正和教授による「日本の算数・数学教育」に関する講義、さらに藤井浩樹教授が「日本の教員養成教育」についての講義を行いました。また、石橋一昴講師による算数指導法の授業視察も含まれ、日本の教育の質の高さに触れる貴重な機会となりました。

今回の訪問は、単なる交流にとどまらず、セネガルにおける教育改革や教員養成の実施に向けた協力の重要性を再確認する場となりました。セネガルでは、教育の質を向上させるための施策が求められている中で、日本の成功事例を参考にすることは非常に意義深いとされています。

ギラシー大臣は、日本の教育システムや教員養成に強い関心を抱いており、教育の現場での具体的な手法や研究成果を直接学ぶことで、自国に持ち帰り、具体的な改善策に結びつけたいと考えています。

岡山大学は今回の訪問を契機に、さらなる国際交流の深化を目指しています。そして、今後もセネガルとの教育連携を強化し、中長期的に双方にとって有益な関係を築いていく方針です。地域中核の特色ある研究大学として、岡山大学は国際的な視野を持った教育の在り方を追求しています。

セネガルとの活動に限らず、岡山大学は全世界との連携を深めながら、教育分野での役割を果たしていくことで、地域貢献を果たし、持続可能な発展に寄与することを目指しています。実際、岡山大学は国連の持続可能な開発目標(SDGs)にも取り組む姿勢を示しており、教育・研究の面でも国際社会における存在感を高めています。

また、岡山大学では多文化共生をテーマにしたワークショップや、学校のあり方を考えるイベントも開催予定です。地域の学生や教育関係者が参加できる機会が提供され、多様性を受け入れる力を育むことを目指しています。これらの取り組みは、岡山大学の国際化と、持続可能な地域社会の実現に寄与するものです。

おわりに、岡山大学の今後の活動にご期待ください。セネガルとの交流を一歩進めることで、地域と世界を結ぶ架け橋となっていくことに期待が寄せられています。


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