檸檬会の成功!ソーシャルインクルージョンヴィレッジが受賞
◆ 環境に優しい取り組み
奈良県三郷町に位置するソーシャルインクルージョンヴィレッジが、公益財団法人都市緑化機構と第一生命財団が主催する「第35回緑の環境プラン大賞」において、見事に国土交通大臣賞(シンボル・ガーデン部門)を受賞しました。この賞は、地域社会の緑化や、生物多様性の促進、地域コミュニティの活性化に貢献する優れた緑化プランを対象としています。受賞にあたっては、今後のプラン実現に向けて助成金が支給される予定です。
このヴィレッジは、障がい福祉と教育を融合させた地域の総合コミュニティとして、多様な人々が共に学び、働き、暮らす空間を提供しています。大学跡地を利用し、すべての人が共に活きる社会を目指すコンセプトが特徴です。
◆ 新しいおもちゃ美術館の誕生
ソーシャルインクルージョンヴィレッジには、障がい者支援の就労事業所や通信制高校、日本語学校が併設されています。特に注目すべきは、2025年3月に関西初の「奈良おもちゃ美術館」が開館予定であることです。受賞した緑化プランに関連して、美術館の周辺にはプレイガーデンが整備される計画があります。このプレイガーデンは、年齢や国籍、障がいの有無に関わらず、多様な人々が集える交流の場として設計されています。
◆ プレイガーデンの魅力
このプレイガーデンのデザインは、「カラフルな◯△◻︎(こせい)が見える『インクルージョンなプレイガーデン』」と題されています。計画には香りを楽しむハーブや緑と一体化した遊具が設置され、ピクニックやイベント、写真撮影などが楽しめる工夫が施されています。この場は、障がいの有無にかかわらず、多世代・多国籍の人々が交流できる新しいコミュニティの中心として機能することを目指しています。
また、プレイガーデンの維持管理は、檸檬会が運営する就労継続支援事業所「レイモンドマネジメント」が行い、障がいのある方々にとっての雇用創出や活動の場が提供されます。完成予定は2025年3月で、地域のコミュニティをより強固なものにするイベントも計画されています。
◆ 檸檬会の取り組み
社会福祉法人檸檬会は、67の保育施設や放課後児童クラブ、障がい支援事業を展開し、幅広い地域貢献を行っています。また、彼らは「ここで働き、学び、遊び、暮らす」という理念を掲げ、障がいのある方々も含めた多くの人が活躍できる場を提供しています。
このように、ソーシャルインクルージョンヴィレッジの受賞は、地域社会における新しい価値の創造を証明するものです。今後の展開や、地域とのつながりがますます注目されることでしょう。これからも檸檬会の取り組みを見守っていきたいと思います。