福祉とエンターテイメントが交わる場所
一般社団法人フェアリーエンターテイメントが、2025年7月24日に新たな支援の枠組みとなる「パフォーマンスマネジメント部」を立ち上げました。この部門は、障がいを持つ子どもやその家族、さらに若者の就労支援を目的とした新しい取り組みです。彼らは舞台パフォーマンスを通じてスキルを磨き、社会とのつながりを深めることを目指しています。
1. なぜ今、パフォーマンスマネジメント部が必要なのか
現在、日本全国で障がいを持つ子どもを育てる母親のうち約60%が「働きたいが働けない」と感じており、実際に就労を諦めている人が多いことが示されています(内閣府・令和4年度調査)。さらに、重度障がい者の平均時給は216円、就労継続支援B型では月収がたったの1万6千円程度という厳しい現実があります。
その一方で、コロナ禍以降、若者たちの孤立が深刻な問題となっています。不登校や引きこもりの若者たちが増え、人前で自分を表現する機会が著しく減少しています。そこで、エンターテインメントを活用した新たな支援モデルの必要性が高まっています。
2. パフォーマンスマネジメント部の目指すもの
新たに設立されたこの部門では、障がい児ママの“付き添い”を職業としてマネージャーや舞台裏の仕事に昇華させること、パフォーマンスを通じた「表現=報酬」の仕組みを構築すること、そして10代・20代の若者に挑戦と居場所を提供することを目指しています。
伝えたい3つのポイント
1.
表現がキャリアになる新たな就労モデル — 自分のパフォーマンスが新たな職業に結びつく時代がやってきました。
2.
障がい児ママの新しい働き方 — 付き添いの仕事が新たなキャリアに変わることで、社会参加が広がります。
3.
若者の出発地点 — 舞台を通して社会とのつながりを持ち、自己肯定感を高めます。
メディア出演・キャスティング依頼も募集中
このプロジェクトは、メディアとの連携を強く望んでいます。以下の分野に関する依頼を広く受け付けているとのことです。
1.
テレビ・ラジオ・新聞・Webメディア向け — 障がい者やその家族、若者支援に関するドキュメンタリーや特集企画の取材を希望しています。
2.
ドラマ・映画・CMのキャスティング依頼 — 多様なバックグラウンドを持つキャストが在籍しており、インクルーシブな作品への協力を可能にします。
3.
企画・番組連携 — YouTubeやTikTokなどの新しいメディアとの共同企画やイベントを製作することもできます。
このように、一般社団法人フェアリーエンターテイメントは、障がい者やその家族の新たな可能性を広げるための活動を進めています。彼らの取り組みが、社会全体に向けて明るい未来をもたらすことを期待しています。
お問い合わせ
この件に関する詳細や協力の提案などは、一般社団法人フェアリーエンターテイメントのパフォーマンスマネジメント部までご連絡ください。