環境への取り組み強化でカーボンニュートラルを目指す企業連携

環境への新たな一歩を踏み出す企業連携

2025年1月17日、株式会社ディエスジャパン、ケイティケイ株式会社、そして原貿易株式会社の三社が、持続可能な循環型社会の実現に向けてカーボンニュートラル推進に関する連携協定を締結しました。この協定は、リユーストナーカートリッジを利用した脱炭素やサーキュラーエコノミーの推進を目的としています。

連携協定の背景と目的

近年、地球温暖化の影響が深刻化する中、脱炭素及びカーボンニュートラルに対する取り組みが世界的に進行中です。特に、リソースの効率的な利用を図るサーキュラーエコノミーは、さまざまな国や企業が関心を寄せています。こうした背景の中、三社は環境に優しい取り組みを通じて、持続可能な社会の実現を目指すことを共通の目的とし、協力し合うことを決定しました。

連携協定の内容は、脱炭素推進、リユーストナーカートリッジの普及促進、およびステークホルダーとの協力による啓発活動など、多岐にわたります。これにより各社が持つ技術や知見を共有し、より効果的な環境への取り組みが進むことが期待されています。

リユーストナーのサステナビリティ

リユーストナーは、使用済みのトナーカートリッジを回収し、有効な部材だけを交換して再利用することで、廃棄物の削減に寄与します。一般社団法人プラスチック循環利用協会によると、2022年の廃プラスチックの再生利用率は約21%にとどまっていますが、リユーストナーを活用することでこの数値を改善し、さらなるCO2削減が可能になります。

特に、リユーストナーは既存のカートリッジを再利用することで、新たな資源消費を抑え、環境への負荷を軽減する効果があるため、サーキュラーエコノミーの重要な一翼を担っていると言えます。これまでリユーストナーはコスト面での評価が主でしたが、環境への貢献をしっかりアピールすることで、さらなる需要拡大を図ります。

確実な回収システムの構築

リユーストナーを活用するためには、使用済みカートリッジの確実な回収システムが不可欠です。今回の連携協定を契機に、三社は業界全体での回収体制の強化を図り、より多くのトナーカートリッジが再利用されるよう努めます。この取り組みによって、環境に優しい未来を築く一助となることを目指します。

各社代表のコメント

北條陽子代表取締役は、「ディエスジャパングループは1985年から共生社会を実現する理念を掲げ、高品質なリユーストナーの提供を続けてきました。今回の協定を通じて、環境に優しい製品の普及に向けて一層努めます」と意気込みを語っています。

青山英生代表取締役は、「持続可能な社会に向けた取り組みを強化し、顧客参加型システムとしてトナーカートリッジの回収を進めます。これにより、リユーストナーの社会的価値の向上を狙います」とのこと。

江守雅人代表取締役は、「原貿易は長年にわたり、リユーストナーの再利用促進を支えてきました。この連携により、業界全体の環境意識を高めていきます」とコメントしています。