モナコの魅力を深める夕食会が大阪で開催
2025年6月26日、大阪のフォーシーズンズホテルにて「比類なき美しい国、モナコ 夕食会 2025」が開催されました。このイベントは、モナコ公国の国務大臣兼外務協力大臣であるイザベル・ベロ=アマデイ氏による特別な来日と、大阪・関西万博のモナコ館ナショナルデー(6月28日)を控えたもの。約80名の旅行業界とメディア関係者が一堂に会し、モナコの魅力を共有する貴重な時間となりました。
イベントの内容とその狙い
この夕食会では、モナコの観光戦略やサステナビリティに関する取り組みが紹介されました。モナコ政府観光会議局のギー・アントネリ氏とシルベスタ典子氏によるトークセッションでは、最新の観光プロジェクトやモナコの魅力を具体的に学べる機会が提供されました。また、モンテカルロ・ソシエテ・デ・バン・ド・メールからは、最新のホテルや施設情報が発表され、特にリニューアルされたフェアモントモンテカルロのレストランや客室についての話題が盛り上がりました。
イベント後半には、スポーツジャーナリストのフローラン・ダバディ氏が進行役となり、モナコ産のオーガニックリキュールを使ったカクテルでの乾杯が行われ、フォーシーズンズのエグゼクティブシェフが手がけたコースディナーを楽しみながら参加者同士の交流が深められました。さらに、ラッキードロー抽選では、モナコの五つ星ホテルの宿泊券や、ASモナコ所属の南野拓実選手のサイン入りユニフォームなどが当たり、場の盛り上がりは最高潮に達しました。
モナコの魅力とは
モナコ公国のイザベル・ベロ=アマデイ国務大臣は、参加者に対してモナコの魅力を語りました。「モナコは歴史と革新が調和した地方であり、訪れる皆様に唯一無二の体験を提供することを目指しています。大公宮殿や海洋博物館、カジノ、F1市街地コースなど、たくさんの観光資源があります。2025年の大阪・関西万博でも、モナコの美しさやサステナブルな取り組みを紹介します。」とアピールしました。
同じくトークセッションに参加したギー・アントネリ氏は、日本がモナコ観光にとって非常に重要な市場であることを強調し、最近の観光需要回復のトレンドについても言及。「今後も多様な施策を打ち出し、訪問者のニーズに応えていく所存です。また、モナコのイベントやビジネス観光需要も増加すると期待しています。」と語りました。
未来へのサステナブルな取り組み
モナコは、世界で最も小さな国の一つでありながら、美食、安全な滞在、そして便利なインフラを提供しています。また、2030年までに温室効果ガスの排出を55%削減し、2050年にはカーボンニュートラルな国を目指しています。モナコ政府観光会議局は、環境保護に配慮した観光を広めるために、旅行業界との協力を強化しています。
シルベスタ日本事務所ディレクターは、「モナコ館が好評を博しており、華やかさとともに、環境問題への取り組みも評価されています。今後もモナコの魅力を多くの人に知ってもらいたい」と意気込みを語りました。
最後に
モナコの夕食会は、単なる食事会ではなく、モナコの文化や観光戦略、そして未来への取り組みを知る貴重な機会となりました。参加者同士のネットワーキングを通じて、多くの新たなつながりが生まれ、モナコの魅力が大阪から広がっていくことを期待しています。