九州大とセブン連携
2026-07-02 14:08:48

九州産業大学とセブン‐イレブンが食品ロス削減で連携!新しい技術でおいしさを守る

九州産業大学とセブン‐イレブンが連携



2023年7月2日、九州産業大学とセブン‐イレブン・ジャパンは、食品の安全性 확보と食品ロス削減を目指した包括的な連携協定を締結しました。この協定は、研究の発信、研究協力、学生教育、社会連携という4つの柱で展開され、両者の共同研究が新たな価値を生み出します。

1. 新しい微生物同定技術



中山素一教授(生命科学部)は、九州産業大学が保有する「MALDI-TOF MS」という質量分析計を使用して、食品に影響を及ぼす微生物を特定する技術を開発しました。この技術を用いた研究により、食品検査の迅速化が図られ、従来の数週間かかっていた検査時間が数時間に短縮されることが期待されています。

中山教授は、この技術を「MALDI-TOF MS微生物同定コンソーシアム」として社会実装に向けた研究を進めており、近年は内閣府から「第7回オープンイノベーション大賞」の農林水産大臣賞を受賞するなど、その技術の信頼性が高まっています。セブン‐イレブンは、この技術を活用し、食品製造工場での衛生管理を向上させることで、作りたてのおいしさを実現し、商品の鮮度を保つ「長鮮度化」を進める方針です。

2. 4つの柱による連携



(1)研究の発信



セブン‐イレブンは今後、中山教授の研究に関する広報支援を積極的に行い、業界内外への周知を進めます。既に特集記事を発表し、多くのメディアで情報を発信していることから、今後の展開が注目されています。

(2)研究協力



研究協力の具体的な内容としては、菌の遺伝子解析やデータベースの構築が挙げられます。これにより、工場内の微生物感染の特定が迅速かつコストを抑えて行えます。さらには、衛生管理のレベルを向上させることにより、食品の安定性や鮮度を確保するといった分野でも積極的に協力していくとのことです。

(3)学生の教育



セブン‐イレブン主催による「食の安全」をテーマにした講義や現場見学なども行われ、学生に向けた教育的な取り組みが予定されています。このようなプロジェクトを通じて、次世代の食に関する知識と技術を持つ人材が育成されることが期待されています。

(4)社会連携



「食の未来を考える」ことをテーマに、地域社会とのつながりを強化し、成果報告会などを共催する計画もあります。2026年1月に開催されるイベントでは、中山教授やセブン‐イレブンの社員が登壇し、新しい技術を活用した社会課題に関する実践内容を発表する予定です。

3. 実績事例としての「かつ丼」



セブン‐イレブンは、この連携協定の締結に先立ち、すでに中山教授との協力により、製品「チルド弁当 味しみロースかつ丼」の消費期限を1日延長することに成功しました。これは、工場内での約5,000件に及ぶ調査を通じて、微生物の発生場所を特定した結果、実現したものです。MALDI-TOF MSを用いることで得られたこのデータにより、食品ロス削減に向けた大きな一歩となりました。

4. 今後の展望



この協定は、九州産業大学とセブン‐イレブンが共に「産学一如」の理念を実現する重要なプロジェクトです。中山教授やセブン‐イレブンのマネジャー、地域社会との連携を深めながら、食の未来を共創していく取り組みが今後も注目されます。双方の科学技術が産業界に直結することで、より安全でおいしい食品が人々に届けられることを期待しています。


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