浅野忠信のアート個展「PLAY WITH PAIN(T)」多彩な作品で心を刺激する特別な空間

浅野忠信のアート個展「PLAY WITH PAIN(T)」開催

俳優やアーティストとして多才な才能を持つ浅野忠信の大規模な個展「TADANOBU ASANO EXHIBITION PLAY WITH PAIN(T)」が、2025年4月2日（水）から6日（日）の5日間に渡って、東京・伊勢丹新宿店本館6階の催物場で開催されます。この個展は、浅野にとって伊勢丹新宿店での初めての大規模なアート展示で、彼の魅力を存分に体感できる貴重な機会となります。

浅野忠信は、俳優業に携わる傍ら、アート活動も活発に行ってきました。過去にはワタリウム美術館やパルコのアートギャラリーで個展を行い、2018年には自身の画集『error』をリリース。これまでに手掛けてきた作品は豊富で、今回はその中から選りすぐりの作品や新作を含む200点以上が展示されます。特筆すべきは、これまで販売されることのなかった原画の販売も初めて行われることです。

浅野は、映画撮影中の長時間を有意義に過ごすため、創作活動に没頭することを決意しました。特に2013年の映画『羅曼蒂ク消亡史』の撮影時、異国で文化の違いに直面した彼は、絵を描くことが心の安定をもたらす手段として新たに見出しました。その結果、彼は1日に新作を1点から多くて4、5点も制作し続け、現在では3,500点以上の作品を手掛けています。

彼はアートを、感情との出会いと捉えています。個展のテーマ「PLAY WITH PAIN(T)」には、「痛みと遊ぶ」という意味が込められており、彼の作品は観る人々の感情を引き出す力を持っています。今展ではこれらの作品を通じて、さまざまな感情に触れられる特別な空間を提供します。

ライブペインティングイベント

さらに、個展の期間中には、特別なライブペインティングイベントが4月5日（土）午後2時から3時まで開催されます。定員は50名で、参加希望者は事前に抽選が必要です。参加詳細は伊勢丹新宿店の公式ウェブサイトから確認できます。

浅野忠信のメッセージ

浅野忠信は、かつて子供たちに絵画のワークショップを行った際、ただ1冊のノートを赤く塗り続ける子供の姿に心を動かされたといいます。その経験から、アートとは瞬間的な衝撃だけでなく、心の奥深くに響くものであると感じるようになりました。人生の中で、絵と触れ合い、自らの感情を表現することが彼の生き方の一部となっています。

彼は観客に対し、「自由に感じて、楽しんでほしい」と願っており、彼の作品との出会いが新たな発見や感動をもたらすことを期待しています。