AIと共に描く未来の街──NAVERがもたらす新たな暮らしの提案
2025年7月9日から11日まで、大阪・関西万博のフェスティバルステーションにて開催される「NAVER AI FESTIVAL:テクノロジーで繋がる未来」では、韓国の革新企業NAVERが開発した先進的なAI技術を体験することができます。このイベントは、「人と街をやさしくつなぐ未来の暮らし」をテーマにしており、来場者は五感を使って生き生きとした未来の暮らしを体験できる構成となっています。
高齢者支援を支える「NAVER ケアコール」
その中でも特に注目すべき技術は、介護が必要な高齢者や中高年の単身世帯をサポートする「NAVER ケアコール」です。このAIを活用した安否確認サービスは、AIと電話を通した自然な対話によって、高齢者の日常の様子をチェックします。単なる自動応答ではなく、人間らしい会話を実現することで、声のトーンや会話の速度から心身の微妙な変化を読み取ることが可能です。
万が一、通話中に異常を感知した場合には、すぐに地域の福祉施設や病院と連携し、迅速な対応ができるように設計されています。韓国では約140ヵ所の自治体で実施されているこのサービスは、もはや高齢者の見守りには欠かせない存在となっています。日本でも、出雲市がこの技術を導入し、実証事業を通じて高齢者の見守り業務の効率化と質の向上を達成しています。
次世代都市を支える「デジタルツイン」
また、「デジタルツイン」という技術も紹介されます。これは都市を3D空間として再構築し、災害シミュレーションや復興計画を立てられる先進技術です。韓国政府は2030年までにすべての国家主導の建設プロジェクトにこのデジタル技術を導入する方針を掲げており、NAVERはその中心的な役割を担っています。イベントでは、この技術を使って、来場者自身が都市災害リスクを可視化し、復旧プランを体験することができるので、技術を間近に感じられる貴重なチャンスです。
AIがもたらす「やさしい未来」
NAVERの技術研究員キャラクター「ゆめ」が登場し、来場者の案内役を務めます。「おばあさんが住む街を災害から守る」という物語を通じて、展示全体のストーリーを楽しむことができる仕掛けもあります。ストーリー仕立てのミニパフォーマンスを通じて、AI技術がもたらす「やさしい未来」を五感で楽しむことができるでしょう。
この展示は、ビジネスや行政現場でAI活用を検討している方々にも大きなインスピレーションを与える内容となっています。AI技術の実用性を実際に感じることで、未来の街づくりに向けた新たな視点が開かれることでしょう。
イベント概要
- - イベント名:NAVER AI FESTIVAL:テクノロジーで繋がる未来
- - 主催:NAVER
- - 会期:2025年7月9日(水)〜11日(金)、10:00〜19:00
- - 会場:EXPO2025大阪・関西万博 フェスティバルステーション
未来の暮らしを体験するこの機会、ぜひお見逃しなく!