EXILE ATSUSHIが特別防犯支援官に就任
この度、EXILEのボーカルとしてお馴染みのATSUSHI氏が、警察庁生活安全局長から特別防犯支援官に任命され、新たに「SOS47」プロジェクトチームの一員として活動を始めることになりました。委嘱式は2025年2月28日に三田共用会議所で行われ、同席した杉良太郎特別防犯対策監はATSUSHI氏の活動に期待を寄せる発言をしました。
特別防犯支援官としての重責
ATSUSHI氏は、特別防犯支援官に任命されたことに対し、「責任の重さを感じる」とし、以前から法務省の矯正官として社会に目を向けていたことも明かしました。自身の祖母が特殊詐欺の被害に遭ったことが、今回の活動への強い意欲を掻き立てたと語ります。「近しい人が苦労している姿を見てきたので、私が知識や情報を発信することで、特に高齢者の方々を守りたい」との思いを強調しました。
彼は、若い世代が特に「都合のいい駒」として誤った道に進むことの危険性についても注意を促しました。「楽に稼ごうとする考えが、人生の選択を間違わせる。一生を無駄にしないで欲しい」と若者たちへ呼びかけます。彼は、音楽だけでなく、社会問題解決に向けた活動にも真摯に取り組んでいく姿勢を示しました。
社会貢献への期待
杉対策監は、「年齢を重ねたATSUSHIがその変化を歌声に表現することで、社会貢献の意義を広げてほしい」との期待を語っています。また、犯罪の手法や今年増加している詐欺の状況について詳しく触れ、特に「闇バイト」という言葉が示すように、犯罪者募集が社会問題となっていることを指摘しました。これについて ATSUSHI氏の過去の法務大臣補佐官としての経験を活かし、若い世代へのメッセージが必要だとの見解を示しました。
実績と今後の活動
「SOS47」は、全国の47都道府県警察と連携し、特殊詐欺被害の予防に特化した活動を展開しています。2018年の発足以来、詐欺への理解を深め、被害を防ぐための啓発イベントなどを実施してきました。ATSUSHI氏の前向きな活動が、被害者を守り、犯罪を未然に防ぐきっかけになることが大いに期待されます。
犯罪の現場に足を踏み入れることがないよう、ATSUSHI氏は力強いメッセージを発信し続けるでしょう。これからの動向にも要注目です。