撮り鉄と演歌歌手という二つの顔を持つ徳永ゆうきが、新たな挑戦を繰り広げる。
この旅は、人気番組『友近・礼二の妄想トレイン』の一環として行われ、徳永は静岡を訪れ、鉄道の魅力を存分に感じながら、プライベートな写真撮影を楽しむ。彼にとって、カメラを通して切り取る風景は、単なる鉄道写真とは異なり、彼の音楽活動にも影響を与える特別な瞬間となるのだ。
宿敵不在の独特な雰囲気
新静岡駅からスタートした徳永の旅は、普段の撮影バトルとは異なり、リラックスした雰囲気が漂う。友人でありライバルの三山ひろしが不在ということもあり、自由に写真を撮ることができる。オープニングでは、「今日は徳永らしい素敵な写真をみんなに届けたい」と微笑みながら語る姿が印象的だった。
今回は、2025年1月に引退する運命を背負ったレアな検査専用車両・ドクターイエローを撮影するための旅でもある。この貴重な車両を探すなかで、観光客には少し外れた場所にある富士川駅に立ち寄る。到着早々、周囲を探索し、朝食の機会を逃さず、旬の海の幸を楽しむ。
思いも寄らない出会い
朝食後、ドクターイエローの通過位置を目指す中、思わぬ幸運が訪れる。偶然遭遇したレア車両に対する喜びは、「今日は良い日になりそう!」と彼を高揚させた。その後、撮影スポットに着き、すでにそこで待機している撮り鉄仲間たちの存在が、撮影の緊張感を増す。自信満々に設定した構図で撮影した写真を見せるが、友近と礼二からは厳しい評価が入る。彼はプロとしてまだまだ成長が必要だと理解した瞬間だった。
プロの手ほどきで進化する
次に向かうスポットは、工場夜景とのコラボレーションを狙う岳南電車の撮影。ツアーには、プロの鉄道写真家・久保田敦も参加し、徳永に専門的なアドバイスを授ける。彼の存在は心強く、同時に徳永にとって多くの学びの機会となった。
「写真とは、車両を大きく捉えるだけではない」と久保田が語ると、徳永は自身のポリシーを再考する必要性を感じた。「脇役としての車両の美しさを撮ることが大切」とのメッセージは、彼の撮影スタンスに革命をもたらす。
感動の瞬間をキャッチ
旅の終わりには、久保田との時間が大きな影響を与え、「これが僕の新しいスタイルだ」と確信を持って撮影に挑む場面が印象的だった。この経験を通じて彼がどう変わっていくのか、友近と礼二の評価にも注目が集まる。
撮り鉄としての挑戦、演歌歌手としての情熱が交差するこの旅は、徳永にとって新たなスタートを切る意味深い時間となった。カメラの向こうに広がる宝物のような景色を掴むために、これからも旅を続ける彼の姿に期待が膨らむ。今後の彼の活躍にもぜひご注目を!