アカチャンホンポの「水99%Superシリーズ」が愛される理由
赤ちゃんのいる家庭にとって、欠かせないアイテムの一つが「おしりふき」です。アカチャンホンポの「水99%Superシリーズ」は、2006年の発売以来、累計で4億5千万パック以上の販売実績を誇るロングセラー商品となっています。この商品がなぜ「水99%」にこだわり続けるのか、その理由を開発者に伺いました。
お客様の声から生まれた開発のきっかけ
アカチャンホンポがおしりふきの開発に取り組んだ背景には、実際のお客様からの強い要望がありました。「プロピレングリコール(PG)を含まないおしりふきが欲しい」という声を受け、当時のバイヤー合田さんが立ち上がりました。PGは一般的に使われる添加物で、保湿や静菌作用がありますが、敏感肌の赤ちゃんにとっては使いづらい。一方で、赤ちゃんの肌に優しいおしりふきを作りたいという思いから、2006年には「水99%のおしりふき」を世に送り出しました。
その後、2009年には、パラベン不使用のタイプも登場。開発では、「水99%」の1%の部分にも注意を払い、肌に優しい成分を追求しました。この姿勢が功を奏し、瞬く間に大ヒット商品となったのです。
リニューアルによる苦い経験
2013年には全成分を純水から超純水に変更し、「水99%Super」としてリニューアルを行いました。ところが、成分の変更によって特有の香りが発生し、お客様から「匂いが気になる」との声が上がりました。このフィードバックを受け、急きょ処方を調整。小さな改変でも、長年愛用されているお客様にとっては大きなストレスになることを痛感します。これ以降、製品の変更には慎重さが必要であると学びました。
不織布へのこだわり
「水99%Superシリーズ」のもう一つの魅力が、不織布の品質です。この不織布は破れにくく、使いやすさにも定評があります。アカチャンホンポでは、インターホルダー式の製法を採用しており、横に伸びて縦には伸びにくいのが特長です。これにより、使用時のストレスを大幅に軽減しています。「高品質な製品」を提供し続けるため、手間とコストを惜しまず、この製法が守られているのです。
未来に向けた挑戦
今後も水99%Superシリーズはさらなる進化を目指しています。現在のバイヤーの蜂巣さんは、「開封直後に2〜3枚取り出されてしまう状況を改善していきたい」と話し、より使いやすい製品にするための取り組みを行っています。「先輩たちから受け継いだ商品だからこそ、お客様の意見を反映させていく」と語る彼女の姿勢から、商品への責任感が伝わってきます。
99.9%にしなかった理由
他社の多くのおしりふきが「水99.9%」を謳っていますが、アカチャンホンポはこのラインには追随しません。0.9%の違いで満足度が向上するのか、品質が損なわれてしまうのではないかという疑問が常にあります。『水99%』にこだわることで、洗浄力、使用感、香り、安全性のバランスを保つことが可能となり、何を守るべきかをしっかり考えながら商品開発を行っています。
アカチャンホンポの「水99%Superシリーズ」は、その背後に多くの思いや努力が詰まった商品です。赤ちゃんとその家族の生活をより快適にするために、今後もさらなる進化に期待が寄せられています。