上智大学による新たな人脈活用法
上智大学が、卒業生や企業との接点を管理する新たな取り組みを発表しました。この取り組みは、営業名刺管理システム「SKYPCE」の導入を通じて推進されています。卒業生とのつながりを活用し、大学の資産として活かすことを目指しています。
導入の背景
上智大学では、卒業生とのコミュニケーションを円滑に行うため、名刺情報の管理が大きな課題として浮上していました。卒業後も多くの部署がOB・OG訪問やアンケート依頼などを行っているため、最新の所属や連絡先情報は非常に重要です。しかし、伝達される情報は卒業時のものであり、その後の転職や異動により変わってしまうことが多々あります。そこで、キャリアセンターやその他の関連部署が協力し、情報を集約する必要性が高まっていました。また、企業との接点を多く持つ部署でも同様の課題があり、「SKYPCE」の導入が決まりました。
導入効果と活用方法
現在は、キャリアセンターや教育プログラムを担当するSFDP推進室、寄付募集を扱うソフィア連携室の3つの部署で「SKYPCE」を活用しています。これにより相互に持つ人脈を共有し、効果的なアプローチが可能になりました。
例えば、SFDP推進室では企業向けに専門的な講座を展開しています。しかし、大企業とのコンタクトを取る際には時間がかかる場合が多く、直接の担当者にアプローチすることが難しい状況でした。そこで、キャリアセンターが持つ卒業生の名刺情報を調べたところ、一人の卒業生が大企業の要職に就いていることがわかり、その卒業生を介して講座を紹介することができたのです。このように、他部署が持つ情報を生かすことで、よりスムーズなアプローチが実現しています。
「SKYPCE」では、名刺情報を効率的に管理し、卒業生に合ったタグを付けることでメール送信先を迅速に絞り込むことができます。特に、タグ付けによって関連情報を整理し、一斉メールを行う際のプロセスを簡略化しています。また、名刺情報にメモを追加することで、どのようなサポートができるかを把握する手助けとなります。
今後の展望
現在は学外との接点が多い部署で「SKYPCE」を利用していますが、今後は学内の幅広い部署にも導入を拡大することを目指しています。全ての部署が持つ人脈を一元管理し、大学全体の資産として活用することで、キャリア支援や教育プログラムがより効果的になると考えています。
上智大学の「他者のために、他者とともに」という教育理念のもと、この新たな取り組みが卒業生や企業とのつながりを強化し、さらなる人材育成につながることが期待されます。今後の発展に目が離せません。
上智大学公式ウェブサイト
SKYPCE公式サイト