国吉康雄のアート展示
2025-01-05 16:39:16

岡山大学病院に国吉康雄の模写作品を展示、アートが癒やしを提供

岡山大学病院で国吉康雄のアート展示が始まる



岡山大学病院の総合診療棟1階にて、岡山市出身の洋画家国吉康雄(1889~1953)の実寸大模写作品の展示がスタートしました。この企画は岡山大学大学院教育学研究科の「国吉康雄記念・美術教育研究と地域創生講座」が行っており、地域文化を盛り上げる「国吉祭2024」の一環として開催されています。

国吉康雄のアートの魅力



国吉康雄はアメリカで活躍した画家であり、社会活動家でもあります。その作品は独自の色彩感覚と技法で、多くの人々に感銘を与えてきました。今回展示される模写作品は、実際に使用されていた画材を用いて「実寸大」で制作されたものです。これは、アート教育を学ぶ学生たちが国吉プロジェクトの一環として制作したもので、国吉のオリジナル作品の魅力を最大限に伝える試みとなっています。

アートによる癒やしの空間



岡山大学病院では、アートを通じた環境づくりに努めてきました。これまでも院内外から寄贈された美術作品を展示し、患者や職員に癒やしの空間を提供してきたのです。特に、国吉講座の教員と学生たちの協力によって作られた新しいアートスペースは、病院のメインストリートの壁面を利用した爽快感のあるデザインで、訪れる人々の目を楽しませています。この展示は、国吉のアートが持つ特別な力を感じることができる貴重な機会です。展覧会では、国吉が晩年に好んだ「カゼイン」という速乾性の絵具を使った作品の制作過程も紹介されており、待機中の患者や訪問者にとってリラックスできる要素となっています。

展示作品について



展示されている作品には、国吉の代表作「少女よ、お前の命のために走れ」などの制作過程を紹介した内容も含まれています。特に、新しく制作された模写作品は色彩に深みがあり、まるで国吉が生きていた時代の情熱を感じさせるものに仕上がっています。また、国吉の油彩画の傑作「ミスターエース」や、カゼイン画の名作「安眠を妨げる夢」、「制作中」といった最後の自画像等も展示されています。

定期的な展示替え



この展示は岡山大学5D Lab.と岡山大学附属図書館との協力で半年に一度、巡回形式で展示替えが行われる予定です。これからも多くの人に国吉康雄の所蔵アートを体験してもらえるよう、様々なプログラムが展開される予定です。岡山大学病院では、アートを通じて患者に優しい環境づくりに力を入れ、医療の発展にも寄与する姿勢を維持していきます。

今後の岡山大学病院の取り組みにぜひ注目していただきたいです。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

関連リンク

サードペディア百科事典: 岡山大学病院 国吉康雄 アート展示

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。