「O-Gai」による堺市での企業・市民合同健診の実施レポート
2026年2月25日、オーガイホールディングス株式会社は堺市と共同で、次世代の移動型歯科検診「O-Gai」を利用した実証実験を行いました。このプロジェクトは、予防医療の普及を目指し、一般市民の健康促進を図る試みで、堺市役所およびザビエル公園を舞台にしました。
背景:歯科検診の空白
日本では約4割の人が定期的な歯科検診を受けていないというデータがあります。特に30代以上では、2人に1人が歯周病の兆候を持ち、そのまま放置することで医療費が増大し、さまざまな全身疾患のリスクが高まることが科学的に示されています。オーガイは、これらの問題を解決するため、堺市と地域企業「タマノイ酢」との連携を通じ、新たな検診モデルの実装を目指しました。
実施概要
- 09:30〜11:30:堺市役所で職員向けの検診
- 13:00〜17:00:ザビエル公園で一般市民およびタマノイ酢社員向けの検診
- - 場所:堺市役所、ザビエル公園
- - 内容:移動型医療MaaS車両「O-Gai」による歯科検診、3Dプリンターによるデンチャーやマウスピース製作デモ
- - 対象:タマノイ酢の従業員、堺市民、堺市職員
- - 費用:無料
当日の様子
午前の検診
午前中は堺市役所で市職員向けに歯科検診を実施しました。参加者は「O-Gai」の車両内で口腔内のデジタルスキャンを行い、瞬時に歯周病や虫歯の簡易検査を受けられました。このオールインワンシステムの導入により、短時間で高精度な診断が可能となりました。
午後の検診
午後はザビエル公園で一般市民とタマノイ酢の社員向けの検診が行われました。多くの参加者が移動型クリニックの便利さを体験し、特に「休憩時間を使って手軽に受けられるのが良い」との声が多く寄せられました。さらに、口腔内の状態をその場で視覚化できる技術にも好評が集まり、「自分の状態がすぐに分かり、意識が高まった」との反響も。
担当者のコメント
オーガイホールディングスの野田代表は、「この実証実験を通じて、誰もが移動しやすい環境で歯科医療を受けられることの重要性を実感しました」と述べ、今後の社会実装に向けた展望を語りました。また、タマノイ酢の播野社長は、「社員及び地域に貢献できる健康経営の実現を目指していきたい」とコメントしました。
今後の展望
本プロジェクトをきっかけに、「O-Gai」による移動型歯科医療を全国に拡展し、職場や地域での健康促進を進める予定です。
新たな評価手法も検討し、口腔内の健康状態を定量的に示せるよう工夫します。最終的には、誰もが質の高い歯科医療を手軽に受けることができる社会の実現を目指しています。オーガイは、単なる移動診療車を超えた医療プラットフォームとしての進化を続けてまいります。