ケムリ研究室の新作『サボテンの微笑み』が開幕
2023年4月19日まで、東京・シアタートラムにてケムリ研究室の新作『サボテンの微笑み』が上演されています。この作品は、劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチさんと、俳優の緒川たまきさんによる演劇ユニット「ケムリ研究室」が手掛けたもので、岸田國士の短編戯曲『温室の前』からインスパイアを受けたストーリーが展開されます。
故郷に隔絶された兄妹の物語
作品の舞台は昭和3年、東京郊外の洋館。兄の学は植物を育てる温室で過ごし、妹の空子は彼を支え続けています。古くからの友人や知人が訪れることで、ぼんやりとした日常に変化の兆しが見えてくる二人の生活。しかし、彼らの関係はまるで夫婦のようで、孤独を抱えながらも、互いを思いやる姿が描かれています。
始まりのシーンから、兄妹の密接な関係や、寸劇のような会話が繰り広げられ、時折の笑いを誘いながらも、深いエモーションが感じられます。訪れた客たちが引き起こす恋愛 drama もまた、彼らの感情を揺さぶっていくのです。
演出の魅力と共演者たちのコメント
ケムリ研究室は、シンプルな設定でありながらも、人間の感情の豊かさを引き出す演出が特徴。演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチさんは「幸せと不幸せの狭間にある複雑な味わいを追い求めて辿り着いた」と語っています。この作品に込められた心情は、誰もが共感できるものでしょう。
また、出演者たちもそれぞれの役割について語っています。瀬戸康史さんは、「不器用な人たちが可愛らしい」と述べ、役柄を通じて成長を感じ取っています。共演者たちのコメントを聞くと、舞台がどれほど大切にされているかがわかります。
他公演スケジュールとチケット情報
東京公演は今月19日まで続き、その後は兵庫、豊橋、北九州、新潟などを巡演します。チケットは、チケットぴあにて当日引換券を販売中。残席がある場合には、当日券も開演前に劇場で購入が可能です。
公演は、演劇が持つ特有の楽しさを存分に味わえる輝かしい機会です。特に、兄妹の複雑な心情や世間との関りが、どのように描かれるのか、ぜひ足を運んで体験してほしいです。最新の公演情報やチケットの詳細については、公式サイトをご覧ください。
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