2023年3月22日、株式会社をくだ屋技研から画期的な運搬機器「環境配慮キャッチパレットトラック」が発売されます。この製品は、従来のオイルに代わり、約70%が水で構成される「水系制御液」を用いており、海洋汚染やCO2排出を大幅に減少させることが期待されています。
「水系制御液」は従来の作動油と異なり、環境への負荷を大きく低減します。万が一液漏れが起こった際でも、海洋汚染のリスクを最小限に抑えることができ、非常に安全です。さらに、この液体は不燃性であり、人体や動物にも優しい特性を持っており、作業現場での安心感を提供します。掃除も簡単で、衛生的な環境を保つことができるため、作業の効率向上にも寄与します。
この新型トラックの発売日が国連の「世界水の日」に設定された背景には、水資源の保護と持続可能な利用に関する意識向上を促す意図があります。この日を通じて、環境問題への関心をさらに高め、持続可能な物流の重要性を再確認する機会にしたいと考えています。
また、この「環境配慮キャッチパレットトラック」は、SDGsの達成に向けても多くの貢献を果たします。作動油や生分解性油を使用する従来機器と比較し、環境への優しさはもちろん、作業の効率も向上し、維持管理コストの削減、火災リスクの低減、さらに安全な運営を可能にします。
株式会社をくだ屋技研は、創立90周年を迎え、業界のフロントランナーとして多くの支持を得てきました。油圧ポンプを基にしたハンドリフトを提供することで、お客様のニーズに応えつつ、環境に優しい製品開発に取り組んできました。
今後は「水系制御液」を利用した製品のラインナップを広げ、環境負荷の低減につながる製品を開発し続ける予定です。カーボンニュートラルと持続可能な開発目標の達成に向けた取り組みを進め、より良い未来を共に築いていくことを目指しています。
堺市に本社を構える株式会社をくだ屋技研。事業内容は荷役運搬機械と環境機器の製造販売です。正式な情報については、公式サイトを訪問してください。これからも環境に配慮した製品を通じて、より良い社会の実現を目指していく姿勢は、多くの人々に影響を与えることでしょう。