豊中つばさ公園に新たに寄贈されたアート作品
2025年8月12日、豊中市の新名所である「豊中つばさ公園『ma-zika』」の屋根付き展望広場に、株式会社戸夢窓屋が寄贈したステンドグラス作品が一般公開されます。この作品は、大空を飛ぶ飛行機をテーマにしたもので、公共空間におけるアートの可能性を広げる試みの一環です。近くを飛行する飛行機と融合するこのアートは、まさに「光の演出空間」として、多くの人々に感動を届けることでしょう。
豊中つばさ公園『ma-zika』とは
豊中つばさ公園は、大阪国際空港周辺に位置する新しい都市公園で、飛行機愛好家にとっての聖地とも言える「千里川土手」周辺の空港隣接地を利用して整備されています。「ma-zika」という名称は、「飛行機を間近で見る」という意味で、飛行機の撮影スポットとしても人気があります。2027年3月の全面開園に向けて、さまざまな施設が計画されており、芝生広場やイベントスペース、ドッグラン、飲食施設など、多世代が楽しめる環境が整っていきます。
寄贈されたアート作品
この度寄贈されたステンドグラス作品は、幅約3.0メートルの大型パネルで、飛行機が悠々と空を飛ぶ姿を描いています。この作品の魅力は、自然光による色彩の変化と、背景に実際の飛行機が降下する様子が映り込むという、全国的にも珍しい体験を提供するところにあります。訪れる人々は、まるで絵画の中にいるような感覚を味わえることでしょう。
開園記念式典の様子
2025年8月7日には、豊中つばさ公園の開園を記念する式典が開催されました。豊中市の市長を始めとする関係者が出席し、テープカットが行われた後、多くの人たちが展望デッキから見える飛行機と作品を撮影する姿が見られました。式典では、寄贈されたアートが飛行機と一体となった美しい情景が披露され、大きな感動を呼びました。
戸夢窓屋の企業理念
株式会社戸夢窓屋は、1980年に設立され、ステンドグラスの製造・販売・施工を専門とする企業です。豊中市に本社を構え、多数の公共施設や住宅、商業施設において2,500件以上の施工実績を誇ります。戸夢窓屋は、「公共空間にアートを通じて彩りを提供したい」という理念を基に様々なプロジェクトを展開しており、2023年には世界初のステンドグラス顔はめパネル「トムソーヤダルマ」を箕面市・勝尾寺に寄贈しました。
このように、戸夢窓屋はアートで社会に貢献する企業を目指しており、地域活性化や観光振興の一環として、今回の寄贈活動を通じてさらにその影響を広げています。
豊中つばさ公園の概要
- - 所在地: 大阪府豊中市原田中2丁目2番14号
- - 開園時間: 9時~21時30分(入場は21時まで)
- - 設備内容: 屋根付き展望広場、駐車場、記念樹の森、学習の森
- - 駐車場: 127台(駐車料金は100円/20分)
この新たなアート作品の公開とともに、豊中つばさ公園は、地域の人々や観光客にとってさらに魅力的な場所としてその存在感を高めていくことでしょう。ぜひとも訪れて、飛行機とアートのコラボレーションを体感してみてください。