新春ミニ展示「午年展」~ウマにちなんだいろいろな標本~
2026年は干支「午年」。それに先駆けて、大阪市立自然史博物館では1月6日から25日までの期間、新春ミニ展示「午年展」を開催します。この展示では、干支に関連するウマとその子供にあたる「駒」に関するさまざまな標本が紹介されます。
展示の概要
本展は大阪市立自然史博物館の本館出入口付近で行われ、毎年恒例のイベントとして多くの人々に親しまれています。開館は午前9時30分から午後4時30分までですが、入館は午後4時まで可能ですので、事前にスケジュールを立てて訪問してください。なお、展示期間中の休館日は1月13日(火)と19日(月)です。
住所は、大阪市東住吉区長居公園1-23で、最寄り駅は地下鉄の「長居」駅から徒歩800メートル、またはJR「長居」駅からは東へ1,000メートルの位置にあります。アクセスしやすい立地です。
入館料は、大人300円、高校生・大学生200円とリーズナブル。中学生以下、障がい者手帳を持参する方(介護者1名を含む)、また大阪市内在住の65歳以上の方は無料です。この機会にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
主な展示内容
展示される標本の一部をご紹介します。
ウマノオバチ
ウマノオバチは、馬の尾のように長い産卵管を持つ寄生バチです。この特異な形状から名付けられました。成虫は5月に出現し、森林の広葉樹の中でミヤマカミキリの蛹に卵を産み付ける様子が観察されています。非常に興味深い生態を持つ生き物です。
シマウマ
シマウマは偶蹄類ではなく奇蹄類に分類される草食動物です。目は横を向き、臼歯が発達しています。そのため、基本的には草を食べる生活を営んでいます。オスには短い犬歯もあり、社会性のある動物で知られています。
ウマ(化石)
この展示には、約60年前に地下鉄の工事現場で発見されたウマの頭骨が含まれています。日本では長い間生息していたことが示唆されています。化石からは当時の様子を垣間見ることができ、歴史の深さを感じます。
コマクサ
コマクサは特に高山で見られる美しい花です。その名は馬の顔に似た花姿から名付けられました。過酷な環境で生育するための独自の生態を持っており、展示ではその特性や育成環境について詳しく学ぶことができます。
まとめ
「午年展」はただの展示ではなく、ウマを通じて自然や歴史を学べる貴重な機会です。子供から大人まで楽しめる内容となっているため、家族連れや友人とのお出かけにぴったりの場所です。2026年の干支「午年」にちなんだ興味深い標本を見に、ぜひ足を運んでみてください。お待ちしています!