METライブビューイングで楽しむR・シュトラウス《サロメ》新演出、衝撃の幕開け！

METライブビューイングで楽しむR・シュトラウス《サロメ》新演出

2024-25シーズン第7作目、R・シュトラウスの名作《サロメ》が、6月27日(金)から1週間限定で全国の映画館に登場します。この作品は、オスカー・ワイルドの傑作戯曲に根ざした衝撃的なオペラであり、MET（メトロポリタン・オペラ）の20年ぶりとなる新演出が話題を呼んでいます。なんと、東劇では7月10日(木)までの2週間延長上映が決定しました。

物語の背景

本作は、紀元36年のシリアを舞台に、聖者ヨカナーン（洗礼者ヨハネ）の禁断の愛に取り憑かれた少女サロメの運命を描いています。サロメは、王ヘロデの連れ子で、獄中にいるヨカナーンの美しい声に魅了され、彼に会うために様々な策を講じます。禁忌の愛に悩み、欲望に溺れながらも、自らの運命を切り開くサロメの姿は、観る者に衝撃を与えます。

豪華なキャスト

この新演出では、スター・ソプラノのエルザ・ヴァン・デン・ヒーヴァーがサロメ役を演じ、その歌唱力はもちろん、存在感でも見る者を飽きさせません。さらに、人気のバリトン歌手ペーター・マッテイが、サロメの恋を拒むヨカナーン役を務めています。この二人のパフォーマンスが交錯することで、物語が一層深みを増します。

また、9年ぶりにMETライブビューイングに登場するグラミー賞受賞者ミシェル・デ・ヤング（メゾ・ソプラノ）が、サロメの母親であるヘロディアス役に。ほかにも、実力派の豪華な歌手陣が集結し、圧巻の演唱を披露します。音楽監督にはヤニック・ネゼ＝セガンが迎えられ、彼の鋭い指揮が作品にさらなる深みを与えています。