大阪で医療の壁を超える
2025-03-17 15:36:53

大阪初の多言語リアルタイム翻訳サービス導入で格段に向上する医療体験

大阪初の多言語リアルタイム翻訳サービス導入



大阪市生野区に位置するひとひとケアクリニックが、ピクシーダストテクノロジーズのリアルタイム翻訳サービス「VUEVO」と「VUEVO Display」を導入することになりました。このプロジェクトは、2025年3月16日からスタートする予定であり、日本国内の医療機関において初めての試みとなります。

特に生野区は、日本で最も外国人比率が高い地域とされ、様々な国籍を持つ住民が暮らしています。これに伴い、クリニックでは多言語対応を進めることで、外国語を話す患者さんとのコミュニケーションを円滑にし、その受診環境を大きく改善することが目標です。

導入の背景と目的


ひとひとケアクリニックは、AI技術を用いた高度なMRIを備える脳神経外科・整形外科・内科のクリニックです。理念「人人癒和」のもと、患者一人一人に寄り添った医療を提供しています。
地域の特性から、通常の日本語に限らず多言語での対応が求められています。特に、韓国・朝鮮をはじめとした多様な国の患者さんが訪れている中で、英語や他の言語に対応する能力が求められています。そこで、VUEVOとVUEVO Displayを選ぶことで、音声認識や自動翻訳が可能なツールを導入し、院内の業務効率を向上させることにしました。

導入のメリット


この新しい翻訳システムがもたらすメリットは数多く、以下のようになります。

1. 外国籍患者の受診環境の向上
スタッフが外国語を話せなくても、スムーズな多言語受付と問診が可能になるため、患者さんとのコミュニケーションのロスを減少させ、安心感を提供します。

2. スタッフと医師の負担軽減
通訳を介する必要があった場面でも、VUEVOにより対応の幅が広がり、医療スタッフの負担を軽減します。これにより、医療現場でのストレスも減少することが期待されます。

3. 他医療機関への好影響
日本国内での初導入事例として、他の医療機関においても多言語対応の導入を促進する効果があるでしょう。「外国語の理解できる医療スタッフがいないために受診を断念する」というケースが減少することが期待されます。

導入スケジュール


本サービスは令和7年の3月16日に運用を開始し、ひとひとケアクリニックの受付、待合スペース、診察室に設置される予定です。

院長のコメント


ひとひとケアクリニックの院長、中村 一仁氏は「VUEVO Displayを初めて見たとき、“これだ!”という直感がありました。外国語に不安のある日本人スタッフとも外国人患者との間で、単なる言葉以上の理解を生むコミュニケーションが可能になると感じました」と語ります。この導入により、全国の医療現場における外国籍患者の受診環境が改善されることを強く願っています。

今後の展開


ピクシーダストテクノロジーズは、この取り組みをきっかけに医療業界における多言語対応をさらにサポートし、患者に快適な体験を提供していく方針です。

VUEVOとVUEVO Displayについて


VUEVOは、聴覚障がいや難聴者と聴者とのスムーズなコミュニケーションを実現するワイヤレスマイクと専用アプリを搭載しています。多言語に対応し、リアルタイムで翻訳が可能です。

VUEVO Displayは、VUEVOで得た技術を駆使し、会話の字幕を透明ディスプレイに表示することで、言葉だけでなく表情や動作を見ながら自然なコミュニケーションを実現します。

最後に


言葉の壁を乗り越え、多文化共生が進む中で、医療現場での対応力が求められています。今後の展開に注目が集まります。


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