やなぎなぎライブツアー2026『Green Light』東京公演レポート
やなぎなぎが活動の第二フェーズに突入して以降、彼女の最大のプロジェクト『Green Light』が展開されています。これは、「オリジナルアルバム」「ゲーム」「ワンマンライブツアー」という三本柱から成り立つ、新しい形のエンターテインメントであり、音楽と物語が交差し、観客に夢の世界を提供することを目的としています。
2026年2月28日にリリースされたアルバムとゲームに続き、4月4日から始まったライブツアーは、これまで愛知、大阪、台北での公演を経て、ついに東京でのファイナル公演を迎えました。今回の公演は、4月25日にヒューリックホール東京で行われ、その模様をお届けします。
開演前の期待感
公演は、観客に向けて各曲に関連した色をペンライトで照らすよう促すキャラクター「こなぎ」がスクリーンに登場するところから始まりました。そして、本編が始まると、再度「こなぎ」がグリーンを示し、白いドレスに身を包んだやなぎなぎが登場。アルバムのオープニング曲である「Green Light」を力強く歌い上げました。
魅力的な演出
この公演では、アルバムの楽曲群を生バンドの演奏で再現し、迫力あるパフォーマンスが繰り広げられました。楽曲には普段の電子音に加えて、生音の力強さが際立っており、観客を引き込む力があります。「Aメロ」のミニマルな部分からボーカルが情熱的に広がり、次の曲へと自然に繋がっていく様子が印象的でした。
ストーリー性豊かなセットリスト
セットリストは『Green Light』アルバムの曲順に基づいており、物語を体験するかのような流れとなっています。特に、5曲目の「花笑み」は、優しいボーカルが加わって、このライブならではの特別な雰囲気を醸し出していました。また、ピクセルアートのリリックビデオやカラフルなライト演出が加わり、視覚的な楽しみも大きかったです。
シングル曲との融合
後半ではアルバムのシングル曲が披露され、「スパークル」や「夏の住処」など、観客に新しい体験を提供しました。特に「ワールドイズマイン CPK!Remix」は、クラブミュージックのアレンジで観客を魅了し、コケティッシュな歌声が会場を一層熱くしました。
公演のクライマックスでは、フォークファンタジーな曲調の「We don't know」や、「hearts in the air」といった楽曲が続きました。どの曲もボーカルの表現力と生バンドの融合が素晴らしく、観客をひとつにしていく様子が感じられました。
アンコールとその結び
アンコールでは、緑の光をまとったやなぎなぎが堂々と登場し、「Thankful」を熱唱。MCではファンへの感謝の言葉を述べ、これまでの公演が彼女にとって特別な意味を持つことを語りました。続いて披露された「メルト CPK!Remix」では、会場が大いに盛り上がりました。そして、最後の締めとして「You can count on me」をパフォーマンスし、観客との対話を楽しむ余裕を見せました。
やなぎなぎの最後の言葉には、ファンへの深い感謝が込められており、次回の物語への期待を抱かせるものでした。今後、5月にはソウル、6月には香港での公演が控えています。新たな旅路のスタートを感じさせる、心温まるファイナル公演でした。
Text by 日詰明嘉
Photo by 江藤 はんな (SHERPA+)