THE ORAL CIGARETTESとSiM、対バンツアー『ALL MY LIFE TOUR 2025』完走
先日、愛知・COMTEC PORTBASEで開催されたTHE ORAL CIGARETTESの対バンツアー『ALL MY LIFE TOUR 2025』が大盛況のうちに終了しました。約2ヶ月間にわたったツアーは、9月17日の大阪・Zepp Osaka Bayside公演を皮切りに、全国各地の7つのライブハウスで展開され、数々の盟友たちとの熱い共演によって観客を魅了しました。
ツアーのハイライト
このツアーは、coldrain、SPARK!!SOUND!!SHOW!!、go!go!vanillas、SCANDAL、The BONEZ、HEY-SMITHなど、多彩なバンドとのツーマンライブを繰り広げるもの。最終公演ではSiMが登場し、会場は途切れることなく盛り上がりました。開演直後の歓声がすぐに会場を包み、「PANDORA」の強烈なギターリフでその盛り上がりに火がつきました。
SiMによる曲「WHO’S NEXT」や「Boring People, Fucking Grays」では、観客の拳が空に突き上がり、全員が一体となった光景が広がりました。新曲「CHAMPiONS」では、観客全員がヘッドバンギングする光景が圧巻で、キャッチーな「DO THE DANCE」でも会場の熱気が最高潮に達します。
競演の楽しさ
MCの中で、オーラルを代表する山中拓也が「PARASITE DEJAVU 2024」の出演希望を表明し、SiMがそのファイナルに呼ばれた理由についてユーモアを交えて語りました。「体のどこかを倒すことなく伝説を作るのがバンドマン」といった意気込みが感じられる言葉で、会場の雰囲気がさらに高まりました。
SiMのセットリストには、ドラムの重低音が響く「Blah Blah Blah」をはじめ、アグレッシブな「Amy」、シンガロングが魅力的な「The Rumbling」などがしっかりと組み込まれ、最後まで観客を掴んで離しませんでした。
THE ORAL CIGARETTESのパフォーマンス
オーラルのパフォーマンスが始まると、最初の曲「OVERNIGHT」が会場を熱狂させ、山中が「ファイナルだから、思いっきり楽しんでいこう!」という言葉でさらにボルテージを上げました。続く「DUNK feat.Masato (coldrain)」では、彼らの気合がすぐに伝わり、序盤から観客をロックしました。
「Shala La」や「Maze」といった多彩な楽曲が続き、山中が自身のトークについて触れる姿勢が愉快さを増しました。そして、中盤では「Tonight the silence kills me with your fire」や「UNDER and OVER」といった曲で、観客とバンドの一体感が高まりました。エネルギーの交流が生まれ、観客は自然と体を揺らしていました。
特に「OD」では、山中がステージを横断し、観客をゲームマスターのように扇動していく姿は印象的でした。その瞬間、名古屋の新たなライブスポットでの盛り上がりが実感できました。
クライマックスと感謝
ツアーのクライマックスには、「狂乱 Hey Kids!!」が投入され、観客の期待に直接応えるような熱い瞬間が続きます。最強の悪魔としてのMAHが再び登場し、「CATCH ME feat.MAH (SiM)」で共演し、最後にオーラルのメッセージを込めた「Savior Of My Life」で締めくくりました。
山中は「あなたたちの人生が輝きますように」と語り、最後までの大きな愛情が観客に伝わりました。アンコールでは、初期の名曲や人気曲を披露し、ツアーのストーリーを貫く内容で観客に特大のライブ体験を届けました。
今後の展望
THE ORAL CIGARETTESは、年内に「MERRY ROCK PARADE 2025」や「FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025」、「COUNTDOWN JAPAN 25/26」といった大型フェスに多数出演予定です。また、2026年2月6日には東京での『DREAMLAND - ALL NIGHT GIG & PARTY -』にも出演します。さらに、2月16日から全9公演の対バンツアー『ERASE the BORDER TOUR 2026』も控えています。元気と感動を届け続けるオーラルの活躍に、今後も注目です。