TOKYO MX 30周年特別企画！貴重なアーカイブ作品を放送

TOKYO MX 30周年特別企画！

2026年の元旦、東京メトロポリタンテレビジョン株式会社（TOKYO MX）は、開局30周年を記念して特別なアーカイブ番組『TOKYO MX アーカイブセレクション』を放送します。この企画では、過去30年にわたる貴重な作品の中から厳選された3本のドキュメンタリーが、元日の昼から新年3日目の夕方までに放送されます。

番組内容

1. 新・東京物語

- 放送日時: 2026年1月1日（木・祝）12：00～12：55
- ©テレコムスタッフ

この作品は、江戸から東京へと移り変わっていく様子を描くドキュメンタリーです。水都・東京の発展と、そこに住む人々の暮らしを、水とのつながりを通じて紐解きます。家康の運河整備、玉川上水の開削などを背景に、水の利用が如何に都市のインフラを支えてきたのかを明らかにしております。さらに、松平信綱による舟運、広重の描く水辺の情景、近代の木場や佃島の人々の生活風景などを交えて、東京の変遷が豊かに描かれています。

2. 夢のシネマ東京の夢

- 放送日時: 2026年1月1日（木・祝）16：00～16：55
- ©伏屋博雄

このドキュメンタリーは、名匠・吉田喜重監督が制作した作品で、19世紀末に日本に訪れたフランス人技師ガブリエル・ヴェールの足跡を追います。彼はシネマトグラフを携え明治の日本を撮影しました。作品では、映画の本質に迫り、撮影される側と撮影する側の関係性、映画の持つ残酷さ、そして生々しい歴史を考察しています。特に、晩年に彼が残したカラー映像を「遺言」として捉え、映像表現の力をリアルに示しています。