調査の背景と目的
株式会社イデックスビジネスサービスが提供するオフィスリノベーションサービス「WAKURINO」は、働く環境が社員のエンゲージメントに与える影響を探るため、20〜50代のオフィス勤務者と経営層を対象にした調査を実施しました。この調査の結果、オフィス環境が社員のモチベーションや愛着、ひいては生産性にどのように関連しているのかが浮き彫りになりました。
調査結果の概要
調査は2026年4月28日と29日に行われ、1,031人の回答を基に分析が進められました。調査の目的は、現在のオフィス環境がどのように評価され、理想的な環境が実現された場合、そこに働く社員や経営者の意識がどう変わるかを探ることです。
自信を持てないオフィス環境
調査では、経営層と社員の双方が自社のオフィス環境に対して自信を持てないと感じていることが明らかとなりました。
- - 経営層のうち、約38%が「招待したい場所ではない」と回答。
- - 一方、社員では48.7%が同様の意見を述べました。
この結果から、現場で働く社員の方が辛辣な評価を下していることが伺えます。日々の業務での快適さや、他社との対比において感じる現状の問題は、社員の仕事へのモチベーションにも影響することを意味します。
オフィス環境の影響とエンゲージメント
さらに、オフィスの外観や居心地が愛着に与える影響についても調査しました。実に約24%の回答者が、オフィス環境がマイナスに影響していると感じていることが分かったのです。
この結果は、快適で魅力的なオフィスは社員の会社への帰属意識や誇りを育む上で重要な要素であり、逆に劣悪な環境はその逆効果をもたらします。社員の心的な結びつきが強まることで、より生産的な職場を実現できる可能性があります。
今後のオフィス環境の役割
働き方が多様化する現代において、オフィスには「個人の業務集中」と「同僚とのコミュニケーション」という相反する役割が求められています。調査では、最も多くの回答者が「集中して業務に取り組むための場が求められている」と回答しました。
実際、オフィスへの出社の際には、より高度な機能を求める声が増加しています。リモートワークが浸透した現在の職場では、出社する必然性を持たせるためにも、機能的で快適なオフィス環境が必須なのです。
組織全体へのメリット
オフィス環境の改善が企業にもたらす利点は多岐にわたります。調査では、最も多くの回答者が「社員のモチベーション・エンゲージメントが向上する」と回答し、その後に「離職防止」や「社内外のコミュニケーション活性化」が続きました。
このように、オフィス環境の改善は単なる設備投資に留まらず、人的資本への投資として企業の安定的な成長に寄与します。
まとめ
今回の調査を通して、オフィスの質が社員の働きかけにどれほど影響を与えるかが明らかになりました。約4割が自社オフィスに自信を持てず、約2割がその環境が愛着にマイナスに影響していると感じています。今後のオフィスでは、集中できる環境とリアルなコミュニケーションの両立が求められ、どちらも満たすことで社員のモチベーション向上が見込まれるでしょう。
このようなオフィス環境に投資することは、まさに“人への投資”と言えるのです。社員がいるからこその企業を創るために、働く人々のニーズに応じたオフィス改善が不可欠であるといえるでしょう。