大阪芸術大学が輝かしい未来を切り拓く卒業証書授与式を開催
2025年3月21日、大阪芸術大学の総合体育館において、令和6年度の卒業証書・学位記授与式が盛大に行われました。この日は、芸術学部および大学院を卒業する道を選んだ卒業生たちが一堂に会し、それぞれの学びの成果を祝う特別な日です。
式典は、右方の舞楽「延喜楽」の美しい舞と演奏によりスタートしました。会場には多くの卒業生が集い、感慨深く自らの学びの日々を振り返りながら、未来への期待を抱いてこの瞬間に臨みました。
卒業生たちに授与された証書は、彼らの努力の結晶であり新たな挑戦へのスタート地点を示すものといえます。また、在学中に特に優秀な成績を収めた学生たちには表彰が行われ、これまでの成果を讃えられました。
最後には、大阪芸術大学管弦楽団による卒業生応援歌「いま君は美しい」の演奏が響き渡り、会場は温かみのある祝辞に包まれました。この瞬間、卒業生たちは新たな一歩を踏み出す覚悟を胸に、それぞれの道を歩み始めます。
卒業生インタビュー
この特別な日を迎えるにあたり、多くの卒業生たちに在学中の印象的な出来事や、今後の展望についてインタビューを行いました。
美術学科 版画コース卒業生・朝井颯志さん
作品名:生と死(左)、虹の門(右)
「在学中に版画家・中林忠良先生による特別講義が特に心に残っています。独学では限界を感じていた技術を、先生の指導の下で深めることができ、版画に対する理解が一層深まりました。卒業後はフリーランスとして工房に所属し、銅版画の制作を続けるつもりです。個展やグループ展を通じてギャラリーとの交流を図り、さらには海外に作品を発表できる機会も模索しています。特に図書館の充実した蔵書や他分野の学生との交流が多くの刺激となり、フリーランスとしての道を自信を持って進めるようになりました。」
デザイン学科 デジタルメディアコース卒業生・今井凛さん
作品名:音を色に変える~音声の可視化の研究~
「最も印象に残っているのは、やはり卒業制作です。独自にテーマを設定し、ゼロからの制作に挑む機会があったことが新たな技術を学ぶきっかけとなって、今後の作品に生かしていけると思っています。卒業後は印刷会社のデジタル部門で制作ディレクターとして活躍する予定です。デジタル技術を駆使した広告やイベント企画に携わることが楽しみです。また、仕事と並行してゲーム制作やイラストなど、自分のクリエイティブな活動も続けたいです。大阪芸術大学で学んだことは多岐にわたり、プロダクトデザインからデジタル技術まで幅広く理解を深めることができたのも大きな財産です。」
卒業生たちの思いを通じて、大阪芸術大学が彼らに与えた影響や、今後の活躍への期待が一層高まりました。これからの彼らの挑戦に、私たちも期待が高まります。