関西大学誠之館の最後の別れを惜しむ2日間
関西大学の千里山キャンパスには、長年にわたり多くの学生たちに親しまれてきた学生会館「誠之館」があります。建築から60年近く、学生生活を支え続けたこの会館は、秋から始まる建て替え工事に伴い、いよいよその姿を消すことになりました。そこで、関西大学は特別なイベント「誠之館 OPEN DAY」を8月29日と30日の2日間開催し、卒業生や現役学生など、誠之館と深い思い出を持つ方々に最後の別れを楽しんでもらうこととなりました。
OPEN DAYの内容
この「誠之館 OPEN DAY」では、参加者は予約や受付なしで自由に会館を見学できる機会が提供されます。特に注目は、2号館の共有スペースに設置される「寄せ書きウォール」。来場者は、思い出や感謝のメッセージをこのウォールに自由に書き込むことができ、共に過ごした場所との別れを惜しむ瞬間をシェアすることができます。建物内部では多くの思い出の写真を撮影することができ、新たな思い出を刻み入れることができるでしょう。
誠之館の歴史と新名所の予定
誠之館は1962年に建設が開始され、約7年の歳月をかけて完成しました。設計は著名な建築家・村野藤吾によるもので、経済成長の波に乗りながら、大学生たちが学び、成長するための拠点として機能してきました。そして、2000年代に入り、文化会・学術研究会・体育会などの活動拠点として多くの人々に愛されてきました。
しかし、時代の流れと共に、誠之館は新しい時代に向けて進化することが求められるようになりました。今年の秋には建物の取り壊しが始まり、跡地には地上11階、高さ45メートル、延床面積約22,000平方メートルに及ぶ新しい学生会館が2029年に完成する予定です。この新たな会館のエントランス部分には、大阪・関西万博のシンボルである「大屋根リング」の木材が使われ、リングの一部が再現される予定となっており、期待が高まります。
イベント詳細
「誠之館 OPEN DAY」は、8月29日(土)から30日(日)まで、両日とも10:00から16:00まで公開されます。対象の建物には、誠之館2号館、3号館旧館、3号館別棟、千里庵(茶室)が含まれますが、新館は建て替え対象外のため公開されません。入場は無料で、事前の予約も不要であるため、ふらっと立ち寄ることができます。
この特別な2日間には、誠之館で過ごした学生生活の思い出を持つすべての方々にとって、貴重な機会となることでしょう。ぜひとも、足を運んでみてはいかがでしょうか。