地球に優しい水
2025-03-21 13:59:21

地球に優しい水『ヤサスイ』工業用水プロジェクトが始動

地球と財布に優しい水『ヤサスイ』プロジェクト



みおつくし工業用水コンセッション株式会社が、2025年3月21日に新たな工業用水プロジェクト『ヤサスイ』を開始します。このプロジェクトは、環境問題と経済的課題を同時に解決することを目的とし、工業用水を効率的かつ持続可能な形で活用するものです。

大阪市の工業用水の現状



日本全体で進行中の水道管の老朽化問題、特に大阪市でも直面する厳しい状況があります。この老朽化した水道管の更新には莫大なコストがかかり、さらに水道事業は利用者の減少や節水技術の普及により、料金収入が減少傾向です。そのため、大阪市の工業用水道事業も厳しい局面に立たされています。

工業用水は、低エネルギーで簡易的に河川水を処理したもので、安価で大量供給が可能です。そのため、環境への負担を抑えながらも企業にとってコスト削減に寄与することが期待されています。これを受けて新しく名付けられた『ヤサスイ』が、工業だけでなく商業施設や病院のトイレなど、雑用水としても幅広く利用されることが目指されています。

ヤサスイの普及を促進



『ヤサスイ』を利用する施設には特製の『ヤサスイステッカー』が配布され、環境負荷を低減する取り組みを可視化します。これによって、一般市民にも工業用水の重要性を理解してもらい、取り組みの更なる普及を促進します。

今後、みおつくし工業用水コンセッションは、大型の商業施設や学校、病院などでの『ヤサスイ』の利用を積極的に推進し、持続可能な水資源の活用を進めます。さらには、大阪市にとどまらず、全国の工業用水道業界への貢献も目指していきます。

工業用水の多彩な利用法



工業用水は主に製造業で使用されてきましたが、最近では工場以外での活用も増えてきました。具体的には、水洗トイレや噴水、清掃業務、さらには空調や消防用途にも幅広く対応できます。このように、『ヤサスイ』を通じて工業用水の利用範囲を拡大することで、資源の有効活用が進むと考えられています。

企業の運営背景



みおつくし工業用水コンセッション株式会社は、日本初の工業用水道コンセッション事業者として、大阪市の工業用水道事業を運営しています。設立は2021年ですが、その運営権を通じて、今後10年間、大阪市の工業用水供給を担うことになります。事業内容は、浄水場や配水場の安全な運営・管理を含め、新規顧客の獲得や料金徴収、災害事故への対応まで多岐にわたります。

この『ヤサスイ』プロジェクトは、環境保護と経済的な持続可能性を両立させる新しい試みとして、産業界、一般市民ともに注目されています。未来の水資源利用がどのように展開していくのか、さらなる動向に期待が寄せられます。


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