大月美里果が贈る豊田通商の新CM、未来へのメッセージを描く

豊田通商の新CMシリーズ「心をひらく。未来をえがく。」

2023年7月17日、豊田通商株式会社による新しいCMシリーズ「心をひらく。未来をえがく。」が公開されました。このシリーズでは、俳優の大月美里果さんが主演し、豊田通商の多様な事業をアートの視点から描き出しています。

新篇の内容と背景

新たに公開されたのは「循環型静脈篇」と「ヘルスケア篇」の2つです。このシリーズでは、架空のアートギャラリー「Toyota Tsusho Gallery」を舞台に、大月美里果さんがキャンバスに向かい、さまざまな豊田通商のプロジェクトを体験するストーリーが展開されています。

前作では、アフリカでのビジネスと再生可能エネルギーをテーマにしていましたが、今回の作品では、50年以上続く自動車リサイクル事業と、インドでの医療事業が焦点となっています。

循環型静脈篇

「循環型静脈篇」では、1970年に設立された豊田メタル株式会社が舞台です。この工場では、年間10万台以上の使用済み自動車が再資源化され、限りある資源を未来に向けてつなげる取り組みが行われています。このCMは、環境に配慮したビジネスの重要性を訴えかける内容となっています。

ヘルスケア篇

一方、「ヘルスケア篇」では、インドのベンガルールに位置するSAKRA WORLD HOSPITAL（サクラ病院）を取り上げています。この病院は、医療サービスの提供を通じて、インドの人々の健康を支えるという役割を果たしています。インドのヘルスケア事業の最新の取り組みについても知ることができる内容となっています。

CM放映とデジタル広告

新篇のCMは2023年7月18日からテレビで放映され、同年7月21日からは東京駅、品川駅、名古屋駅、大阪駅などの主要コンコースでデジタルサイネージ広告として掲出されます。これにより、より多くの人々に豊田通商のメッセージが届くことでしょう。

大月美里果さんの役割

大月美里果さんは、CMの撮影を通じて豊田通商の事業に対する理解を深め、多くの新しい経験をしたと語っています。彼女は「絵を描くことが好きなので、自分自身とリンクした設定で嬉しかった」と、その体験を振り返りました。また、工場での撮影では、資源循環への取り組みや、実際に目にすることのなかった廃車の分別方法を学ぶことができ、環境問題に対する関心を深めるきっかけとなったと語っています。

制作関係者の視点

このCMのプロデューサーやディレクターは、視聴者が実際に現場を訪れているかのような臨場感を追求しています。大月さんの表情や動作を通じて、豊田通商の取り組みを引き立て、視覚的に楽しめる映像作品に仕上がっています。特に、実写とアニメーションの融合によって、シームレスな体験を提供できるよう努力しました。

また、作曲家の岩崎太整氏は楽曲を通じて豊田通商のテーマを表現し、視聴者に強いメッセージを送ります。このように、CMは多岐にわたる関わりによって生まれ、リアルなストーリーを伝えるための重要な手段となっています。