越境ECで和歌山の企業を支援するZenGroupの新たな挑戦

2025年10月24日、ZenGroup株式会社が和歌山県で開催された「第2回和歌山県下商工会議所等経営指導員・経営支援員研修会」に登壇し、越境ECの重要性について多くの企業の関係者に向けて解説しました。この研修会には、和歌山県内の商工会議所に所属する経営指導員や支援員など、約20名が参加しました。

和歌山県の現状と新市場開拓の必要性

和歌山県は少子高齢化が進行中で、人口減少により地域の市場規模や事業所数も縮小傾向が続いています。これに伴い、企業は労働力不足や物価の高騰などの厳しい経営環境にさらされています。こうした状況を打破すべく、和歌山商工会議所は新しい市場への販路開拓を積極的に推進しています。その一環として注目されているのが、越境EC（国境を越えた電子商取引）です。越境ECは、日本の優れた商品を海外で販売する手段として、ますます重要な役割を果たしています。

越境ECの利点とZenGroupの提案

今回の研修では、ZenGroupの向吉と田中が、越境ECの概要や、実際の事例を交えたプロモーション手法について詳しく説明しました。越境ECに取り組むことで、企業は国外市場へのアプローチが容易になり、売上の向上が期待できることを強調しました。特に、ZenGroupが運営する越境ECモール「ZenPlus」を通じて、企業が簡単に海外市場と繋がる方法が紹介されました。

具体的な支援内容と今後の方針

ZenGroupは、商工会議所と連携し、越境ECを活用した販路開拓の取り組みを進めています。また、越境ECに関するセミナーの開催や、海外向けプロモーションサービス「ZenPromo」を通じた支援を強化し、地域企業の国際活躍を後押しすることを目指しています。さらに、地域経済の活性化にも寄与する方針です。

講師プロフィール

向吉里樹（ZenPlus事業部）

向吉は、大学卒業後に旅行業界で新規開拓や企画に携わり、後にリクルートライフスタイルで地方宿泊施設の売上向上に寄与しました。現在は、ZenPlusで地方企業の海外への販売サポートを行っています。

田中由梨（ZenPromo事業部）

神戸市外国語大学で国際関係を学んだ田中は、自動車業界で営業職を経て、広告代理店での経験を持ちます。ZenGroupでは、海外向けプロモーションに特化し、地方創生に貢献することに注力しています。

ZenGroupのビジョン

ZenGroupは「世界の越境EC販売額20％を日本に」をビジョンに掲げ、日本の企業が世界と繋がるプラットフォームを提供しています。その提供サービスには、越境ECモール「ZenPlus」や購入代行サービス「ZenMarket」など多岐にわたります。全世界175カ国に950万点以上の商品を発送しており、これからも日本の商品を海外に向けてシンプルに届ける取り組みを進めていく予定です。

和歌山県での新市場開拓に挑むZenGroupの状況は注目です。地域の企業がグローバルな視点を持つことで、さらなる成長へと繋がることが期待されます。