汗対策の新技術
2025-05-29 14:46:27

新成分GMAで快適さを実現、汗対策が生産性向上に貢献

緊張を軽減する新成分GMA



株式会社マンダムは、汗やにおいが身体面だけでなく精神面にも影響を与える社会的な問題と捉え、2006年から体臭や汗腺に関する研究を続けています。2023年、マンダムは大阪大学との共同研究を通じて新成分「GMA(グリチルリチン酸モノアンモニウム)」が発見されたことを発表しました。この成分は、ヒトの温熱性発汗や精神的な発汗を抑制する作用があり、特に「汗を眠らせる」効果についての研究が注目されています。

新成分の効果と実験結果



GMAの実験結果では、杏林大学名誉教授 古賀良彦氏の監修のもと、汗を抑えることで心理的なストレスを軽減し、脳の前頭葉の活性化を促すことが確認されました。具体的に言うと、GMAを含むサンプルを用いた際に参加者の発汗量が平均で4〜6割減少し、知的作業において生産性が向上することが示されました。ここでは、GMAの効果を実証するために行われた実験を詳しくご紹介します。

実験概要と評価方法



この実験は、2025年3月22日と23日に行われ、23〜43歳の男性9名が志願者として参加しました。彼らは緊張時に過剰に発汗することが経験的に分かっているが、多汗症の患者ではありません。実験中の環境はエアコンが効いた30℃の室内で、スーツを着用して行いました。主な評価方法には、心理検査(VASアンケート)、脳機能測定(NIRSによる前頭葉の血流変化量)、そして発汗量の測定が含まれました。

プレゼンテーションと計算課題



被験者は自身の仕事や関心事について90秒間プレゼンテーションを行い、その際に脳の血流量が測定されました。また、計算課題として、内田クレペリン検査を行い、達成数や正答率の変化を調べました。それに加えて、各参与者はGMAのサンプルを塗布した状態と何も塗布しない状態の2条件で評価が行われました。

結果の総括



実験の結果、GMAサンプルを塗布した際には、発汗量が平均1.9gに抑えられ、スプレーをすることによる安心感がストレスを減少させ、脳のパフォーマンスを高めるといった重要な知見が得られました。具体的には、計算課題の達成数が40問向上し、好ましい心理状態の維持に寄与したことが文献に記録されています。

マンダムの今後の展望



マンダムは今後、GMAの研究をさらに進め、日常生活の中での汗対策がどのように効果をもたらすのかを突き詰めていく予定です。「汗マネジメントの日」を制定し、 汗を気にするシーンでの適切な対策を広めることが目標です。

まとめ



汗の問題は特に面接や商談といった重要な場面でのパフォーマンスに影響を及ぼすことがあります。GMAを用いた新たな制汗技術の導入により、汗を抑えつつ自信を持って行動できる環境を整えることができるでしょう。今後もマンダムは、汗と上手に向き合うための情報を発信し続けます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

関連リンク

サードペディア百科事典: マンダム 汗対策 GMA

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。