横浜市杉田で開催される第4回杉田梅まつりの魅力とは

横浜市杉田で開催される第4回杉田梅まつりの魅力

横浜市磯子区の杉田で、2025年2月15日（土）から16日（日）にかけて「第4回杉田梅まつり」が開催される。このイベントは、地域の歴史的文化を祝い、賑わいの復興を願うもので、参加者が楽しめる多彩なプログラムが用意されている。

杉田エリアの梅の歴史

杉田地区の梅の栽培は、1570年代に遡る。領主の間宮信繋が、この地に梅を植えたことが始まりとされ、1600年代にはその数が3万6千株を超えるまでに成長。江戸時代には浮世絵師の初代歌川広重が描くほど、名所として名を馳せた。この背景には、エリザ・シドモア女史の著書にも取り上げられた観梅の文化があった。

近年では2019年以降新型コロナウイルスの影響でイベントが制限されていたが、2022年にはオンラインでの活動を行い、2023年には3年ぶりとなる梅まつりが復活し、多くの観客を迎えた。毎年多くの方々に訪れていただくよう、地域に根付いた梅の文化を育てることを新たな目標としている。

イベント内容

第4回目となる今回は、梅観賞に加え、多彩なパフォーマンスが楽しめるイベントが盛りだくさん。生演奏や伝統芸能の実演が行われる境内ステージでは、横浜出身のレゲエ歌手CHOZEN LEE氏の初出演や、地元の芸者による歌と踊りが披露される。さらには、地元学校の吹奏楽による演奏も行われる予定だ。

また、観光庁の支援を受けた地域振興への取り組みとして、英語での司会進行や、訪日外国人も楽しめるような体験型プログラムも用意されている。呈茶体験やお琴の体験ができることも特長の一つだ。