佐々木朗希の離脱についてロバーツ監督が語る感謝の真意とは

MLBのロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希投手が、右肩のインピンジメント症候群で故障者リストに入ったことが大きな話題となっています。この状況について、ドジャースのロバーツ監督が独占インタビューで本音を述べています。彼の言葉の背景には、選手としての誇りとチームへの思いが込められていました。

朗希選手のケガの経緯

ロバーツ監督によると、佐々木選手は5月14日に故障者リスト入りしており、実際に監督とベンチで話し合ったのはその数日前の5月12日でした。その際、朗希選手は「少し痛みがある」と報告し、監督は「正直に状態を話してほしい」と問いかけました。彼は「違和感がある」と答えたため、さらに検査を行うこととなり、MRI検査を受けた後にチームは故障者リストに入れる決断を下しました。

ロバーツ監督は、「数週間前からトレーナーには痛みを訴えていたが、私はそのことを知らなかった。彼は『なんとかなる』と思っていたんだろう」と振り返ります。実際、球速が落ち、コントロールも乱れ始めていたため、彼の「違和感」の言葉には深刻さがあったと指摘しました。

感謝の気持ち

さらに、ロバーツ監督は「朗希が何も言わなかったことに感謝している」と告白します。その理由は、選手としての競争心が強く、チームメイトを助けたいと考えていたからだと説明しました。「彼が投げ続けようとした気持ちも理解できるが、何か言ってくれれば彼を守れたはず」と心の内を明かしました。選手の強い意志を尊重しつつも、監督としては複雑な心境があったことでしょう。

復帰の見通し

ロバーツ監督は、佐々木選手の復帰時期についても触れ、「休養をとった後、段階的に投球練習を再開させる予定で、復帰は6月末になると思う」と語りました。ファンにとっては朗希選手の早期復帰が待ち望まれています。

大谷翔平選手の状況

番組の中では、大谷翔平選手についても言及されました。最近の彼の好調の秘密を聞かれたロバーツ監督は、「翔平が高めの球をしっかりと打てている時が絶好調。逆に低い球に手を出すときは調子が良くない」とコメント。さらに、彼がスライダーを解禁することになった背景についても説明し、医療チームと連携して進んでいることを明かしました。

ヤンキース戦への意気込み

今後の対戦において、ヤンキースとの3連戦が注目されています。ロバーツ監督は、翔平とジャッジの対決に期待を寄せつつ、翔平のホームラン数について「今年は翔平の方が多く打つだろう」と予想しました。ジャッジの特性についても言及し、彼を抑える戦略の重要性を強調しました。

息子との関係

インタビューでは、ロバーツ監督が息子の試合観戦についても語りました。「父親」としての立場を強調し、「監督ではない。ただ応援したい」と述べました。父親として息子にプレッシャーをかけたくないという思いが垣間見え、微笑ましいエピソードです。

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