ヤマハ、気候変動対策で評価される
ヤマハ株式会社が、国際的な環境非営利団体であるCDPから、気候変動への取り組みと透明性に関する高評価を受け、「CDP2024気候変動Aリスト企業」に選定されました。この評価は2年連続、そして合計で3回目となります。さらに、ヤマハは水や森林に関連する分野でも「A-」という高評価を獲得しており、これにより「気候変動」「水セキュリティ」「フォレスト」の3つの分野でリーダーシップレベルとしての評価を受けることとなりました。
CDPは毎年、世界中の多くの企業を対象に、環境影響やそれに伴う事業リスク、機会を調査しています。2024年の調査では、株式市場の約66%に該当する24,800社以上が参加しており、日本国内でもプライム市場上場の企業の70%以上を含む2,100社以上が情報を開示しました。
企業にとって、急速な気候変動を緩和し、脱炭素社会へ移行することは大変重要な責務といえるでしょう。ヤマハグループは「世界中の人々のこころ豊かなくらし」を実現するために、気候変動への対応や持続可能な木材の利用、省資源、廃棄物・有害物質の削減、水資源の保全に向けた包括的な環境方針を掲げています。この方針に基づいて、持続可能な社会に向けたさまざまな取り組みを進めています。
ヤマハは2050年までにバリューチェーンを含むネットゼロの達成を目指し、さらに中期的な目標として2031年3月期までに2018年3月期比の温室効果ガス排出を大幅に削減する計画を立てています。具体的には、スコープ1と2の排出量を55%減少させ、スコープ3についても30%削減を目指しています。この目標は、SBTi(Science Based Targets initiative)による1.5℃目標への認証も得ており、科学的根拠に基づく信頼性の高いものであります。
さらに、ヤマハは生態系の保全と復元にも注力しており、認証木材など環境に配慮した原材料の使用を推進しています。これらの取り組みを通じて、ヤマハは脱炭素社会およびネイチャーポジティブの実現に向けた具体的な行動を着実に続けていく方針です。
詳細な取り組みについては、ヤマハの公式ウェブサイトにて確認することができます。
ヤマハの環境への取り組み
このように、ヤマハは気候変動対策においても先進的な企業としての地位を確立し、持続可能な未来を実現するために邁進しています。今後もその活動に注目が集まります。