向井山朋子新作舞台
2025-12-18 12:54:39

身体の自己決定をテーマにした新作『向井山朋子WE ARE THE HOUSE:パフォーマンス』が京都で初披露

新作パフォーマンス『向井山朋子WE ARE THE HOUSE:パフォーマンス』が世界初演



2026年3月、京都芸術センターにて向井山朋子の新作パフォーマンスが世界初演されることが決まりました。本作は、身体の自己決定権をテーマにしたもので、現代の社会問題を幅広く取り扱います。特に、中絶や#MeToo運動におけるジェンダー問題、家族や家父長制に関する視点を織り交ぜ、「私の身体は、私のもの」という根本的な問いを舞台芸術として立ち上げる試みです。

アートとアクティビズムの融合



本作の特徴は、アートとアクティビズムが交差する国際共同制作である点です。日本とオランダが連携し、観客に向けた対話型プログラムとして構築されており、レクチャーパフォーマンス、映像、音楽、身体表現といった多様な要素を組み合わせています。これにより、観客は物語に没入しながら、現代社会の様々なテーマについて考える機会が与えられます。

出演者には、向井山朋子のほか、オランダの俳優兼演出家であるユスト・ファン・ボメルが、国際的なアクティビスト、レベッカ・ゴンバーツ役を務めます。また、日本でのレクチャー部分を山田由梨が手がけ、アートと社会運動が密接にリンクした内容です。

議論から新たな舞台へ



この新作パフォーマンスは、2025年5月に実施されたサロン形式のプログラム『向井山朋子WE ARE THE HOUSE』から派生しています。このプログラムには、オランダのアーティストやアクティビストが参加し、中絶、ジェンダー、クィア・フェミニズム、家族観など幅広いテーマについて議論が行われました。参加者が共有した問いや視点は、新たな舞台創作の基盤として生かされています。

これらの思索の成果を舞台上で観客に提示することで、観客自身もその議論の中に参加することができるのです。

公演詳細



この舞台パフォーマンスは、2026年3月21日に18:00から、また22日に14:00から上演されます。会場は京都芸術センターの講堂で、上演時間は約60分を予定しています。チケットは一般4,000円、U30(30歳以下)3,500円、U18(18歳以下)2,000円、当日券は4,500円です。舞台芸術を通じて、私たちの身体と自己決定権に対する理解を深める貴重な機会になるでしょう。

向井山朋子のプロフィール



向井山朋子は、アムステルダム在住のアーティストで、日本人として初めて国際ガウデアムス演奏家コンクールに優勝した実績を持ちます。彼女は特に女性性や身体の主権をテーマに、様々な作品を発表しています。また、アートと社会の交わりを重視し、国際的に活躍しています。2026年には、アーツ前橋での大規模個展が予定されており、国内外での活躍が期待されています。

ユスト・ファン・ボメルの活動



ユスト・ファン・ボメルは、オランダ出身のパフォーマーや演出家、俳優として活躍しています。社会のジェンダー問題に向き合い、自己表現の多様性を追求しています。近年はジェンダーに依存しない自己定義や現代社会に生きる上での重要なテーマを取り入れた作品を発表しています。

この新作パフォーマンスは、アートの新たな地平を開く試みとして、多くの人々に観られることを期待しています。


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